石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川遼は首位タイ発進!/埼玉アマチュアゴルフ選手権初日
「埼玉県アマチュアゴルフ選手権大会」(9月10日、11日)の初日が、埼玉県の岡部チサンカントリークラブで開催された。アマチュアの石川遼(15=杉並学院高)が出場していることで大きな注目を集めている今大会、14歳で出場した昨年大会では、大会史上最年少王者に輝きその名を轟かせた石川。「ディフェンディングチャンピオンとして出場できて光栄です」と臨んだ今年は、プロトーナメントで優勝を果たした自信を胸に、より一層輝きを増したプレーを見せた。
最終組となる9時52分にアウトコースからスタートした石川は、ショットとパットが噛み合い、この日「70」(アウト34、イン36)の好スコアをマーク。ホールアウトした151名中、後続に2打差をつける首位タイ発進とし、連覇に向けて絶好のスタートを切った。
特に、3日前から替えたというマレット型のパターがフィットしているようだ。グリップは太めに設定してあり、以前までは手首を使っていたがパッティングフォームから、手首を使わずに安定したストロークが身についたという。
ホールアウト後の会見では、自信に満ち溢れた表情で「明日の目標は優勝です!」と豪語した石川。15位タイに食い込んだ8月末の「フジサンケイクラシック」で自分自身の進化を感じ、プロトーナメントにもっと出場したいという胸を明かした。
「パターもそうですが、ドライバーが飛ぶようになりました。去年より、セカンドショットで見える景色が違うんです。グリーンが大きく見えるようになりました」
さらに、
「今まではパターが入らなかったりショットが曲がったら1日治らなかったけど、今はそんなことはありません」と、自らの成長を語った。
また、今大会の開催前に学校で友人に会い、リラックスできたと同時にモチベーションも上がったという。プロツアーで培った自信に友人たちから貰った元気を加え、明日の2日目に大会連覇を狙う。