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トッププロ参戦予定の地区オープンにもコロナ余波

新型コロナウイルス感染拡大の影響が全国の地区オープンにも及んでいる。2日に「岐阜オープンクラシック」の中止、「北九州オープン」の延期がそれぞれ発表された。

岐阜の各務原カントリー倶楽部で11、12日と開催予定だった「岐阜オープン」はジャパンゴルフツアー選手会の時松隆光選手会長らが出場予定だった。すでに延期が発表されている「千葉オープン」(3月3日開幕、南総カントリークラブ)とともに、国内ツアーが本格化する直前にトッププロが数多く出場することでも知られている。

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主催する岐阜新聞社と岐阜放送は延期も含めて最後まで開催の可能性を探ったとした上で、「岐阜県内でもクラスターが発生するなど感染者が増えており、こうした状況を踏まえた上で、関係機関ならびに県内の感染症対策の専門家からの意見もうかがってきましたが、今後の終息の見通しが立たず断念せざるを得ませんでした」と説明。チケットの払い戻しは4月末日まで受け付ける。

同4、5日と福岡の若松ゴルフ倶楽部で行われるはずだった「北九州オープン」にも時松や2017年賞金王・宮里優作ら多くのプロが参戦を予定していた。北九州市では3月31日に10人、4月1日に21人の感染者を確認。3月30日までは累計4人にとどまっていた。

無観客での開催に向けて準備していた大会実行委員会は「現在市内で急速な感染が広がっているものと推測されます。北九州市からも今週末の自粛要請が出されました。従来、開催を延期するにあたり、緊急事態宣言が発令された場合に限るとしておりましたが、開催地の感染者増加の状況から、無観客開催とはいえ、選手・倶楽部従業員・関係者の感染防止を第一に考え、急遽開催を延期する決定をいたしました」と経緯を記した。延期時期については、状況を確認しながら決定する。

国内男子ツアーは国内初戦の「東建ホームメイトカップ」(4月16日開幕、三重・東建多度CC名古屋)、続く「中日クラウンズ」(同30日開幕、愛知・名古屋GC和合コース)の中止が決まっている。

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