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共催「ZOZO」4万人超えもギャラリー総数は前年割れ/国内男子ツアー

2019年の国内男子ツアーは、今平周吾が2年連続の賞金王に輝き、選手会長の石川遼が9年ぶりに3勝をマークする活躍を見せた。10月には初の日米ツアー共催「ZOZOチャンピオンシップ」が大きな注目を集めたシーズンのギャラリー数と視聴率を検証する。

「ZOZO」4万人超もギャラリー数は前年から減少

昨年から1増2減の24試合が行われ、ギャラリー総数は32万7801人(1試合平均1万4252人)。前年の33万7136人(同1万5324人)から9335人減少した。前年から増加したのは、石川遼が独走優勝した北海道開催の「セガサミーカップ」など5試合(2年ぶり開催のANAオープンは除く)にとどまり、全体的にやや苦戦を強いられる結果となった。

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今年は悪天候に泣かされた大会も多く、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」と「ダンロップフェニックス」が54ホール、「ブリヂストンオープン」が36ホールに短縮。「日本プロ」も初日が中止(最終日に36ホール実施)になるなど、変則日程となった大会は前年から大きく減少した。

そんな中、別格の数字を記録したのが、タイガー・ウッズ松山英樹ら世界のトッププロが集結した「ZOZOチャンピオンシップ」だ。2日目が悪天候で中止になり、3日目は無観客で行われたにもかかわらず、今季最多の4万3777人(月曜日2563人を含む)を動員。2番目の「中日クラウンズ」の2万8060人を大きく引き離した。

記録が残る1992年以降、男子ツアーの最多ギャラリー数は92年「中日クラウンズ」の6万1530人、1日当たりの最多ギャラリー数は97年「フィリップモリス選手権」最終日の3万3187人で、いずれも更新するまでには至らなかった。

平均視聴率は0.5ポイント増 最高はウッズの歴史的V

最終日の平均視聴率(関東地区、以下同)は4.7%で、前年の4.2%を0.5ポイント上回った。最高を記録したのは、ウッズが優勝争いに残ったまま日没順延になった「ZOZO」と、石川遼がプレーオフを制して優勝した「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の8.8%だった。

なお、平均値には含まれない「ZOZO」最終日の翌月曜日決戦は、これらを超える9.0%を記録。急きょテレビ朝日系列の情報番組で午前8時から生放送され、ウッズのツアー記録に並ぶ通算82勝目の映像が届けられた。

最終日に限ると、8.8%に次いで視聴率が高かったのは、「RIZAP KBCオーガスタ」(優勝・比嘉一貴)の6.4%。次いで、「セガサミーカップ」の6.1%、最終日が36ホールで争われた「日本プロ」の6.0%で、いずれも石川が制した大会だった。

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