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11人が初シード 中西直人はパフォーマンスでも魅せる!

◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(1日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

2019年のツアーは次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」を前に、賞金ランキングによる来季のシード選手65人が決定した。初めてシードを獲得したのは11人。31歳の中西直人は「カシオワールドオープン」を18位タイで終え、72位だったランクを64位に上げて逆転。2010年のプロ転向から10年目でようやくツアープレーヤーの勲章を手に入れた。

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「おはようございます!」。元気な声がきょうもティイングエリアで響く。緊張感に包まれた来季を占う一戦でも、中西は胸を張って堂々とスタートした。1打が来季の職場確保につながる世界。4バーディ、1ボギーの「69」で回り、ボーダーラインの上に食い込んだ。最終18番(パー5)は5mのバーディパットを外して悔やんだ。「最後の最後でショートした。シードに入っても、そこまでの人間だと思います」と、きっぱり言った約1時間後に吉報が舞い込んだ。

下部AbemaTVツアーとレギュラーツアーを行ったり来たりのキャリアを重ねてきた。ことし4月の「東建ホームメイトカップ」で片山晋呉と同組になったのがターニングポイントのひとつ。「片山さんと回って、僕は技術的にめちゃめちゃ下手だと分かったんです。だから、スイッチを切り替えて…」。ラウンド中のリアクションを大きくしたり、ヨガのポーズを披露したりと、パフォーマンスでもギャラリーを盛り上げることに決めた。

大阪の岸和田市出身。持ち前の明るさとひょうきんさは、いつしかオリジナルの応援ウェアを着るファンもコースに呼びこんだ。観られる喜びも力に変え、「確実に言えるのはベストシーズンだったということ。実りがあった」という。2020年はさらなる飛躍の年にする。(高知県芸西村/桂川洋一)

<シード初獲得選手>
J.ジェーンワタナノンドS.ビンセントG.チャルングンJ.クルーガーD.ペリーR.ジョン佐藤大平P.ピーターソンT.ペクキム・ソンヒョン中西直人

<賞金シード復帰選手>
Cha.キム宮本勝昌香妻陣一朗貞方章男永野竜太郎梁津萬塚田陽亮塩見好輝竹谷佳孝

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2019年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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