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“ウッズ退治”から10年 Y.E.ヤンは47歳に

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(15日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

今季初勝利を狙うY.E.ヤン(韓国)が5バーディ、3ボギーの「68」で回り、通算6アンダーで正岡竜二と並ぶ首位に浮上した。「グリーンが速いからスピードだけを考えてプレーしました。アイアンショットが良くて1m、1.5mくらいのチャンスを作れた」と好調のまま決勝ラウンドへ。

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今季トップ10入り2回、賞金ランキング37位で迎えた終盤戦で、昨年の「中日クラウンズ」以来、日本ツアー通算6勝目のチャンスが巡ってきた。

「本当にラッキー」と声を弾ませたのは平均スコア「4.432」で最難関となった後半6番。残り195ydの第2打を5UTでピンそば1mにつけてバーディを決めた。「ティショットがパーフェクトでやっと(2打目が)200ydを切るようなホール。本当に難しい」というホールを切り抜け、3日目の最終組を確保した。

ことしは自身が2009年「全米プロゴルフ選手権」でアジア男子に初のメジャータイトルをもたらしてからちょうど10年。当時、無敵と言われたタイガー・ウッズに勝った。「あのときは誰もウッズに勝てるとは思っていなかった。(2006年の)アクセンチュアマッチプレーではスティーブン・エイムズが『タイガーの調子は良くない』と話していたら、10ホールを残して(9&8)で負けてしまったり…」。だからヘーゼルティン・ナショナルGCでの最終日最終組対決も「周りの99%はタイガーの応援。だから僕も練習ラウンドのつもりで自分のプレーだけを考えていた。まったくプレッシャーは感じなかった」と振り返る。

そのウッズはことし海外メジャー「マスターズ」を制し、10月は日本での「ZOZOチャンピオンシップ」でも優勝した。ヤンも「43歳で82回の(PGAツアー)優勝。テレビを観ていても楽しい。昔はいつも力いっぱい振っていたのが、いまは本当にスイングのリズムがいい」と年を重ねたゴルフスタイルに驚くばかり。自身は47歳になったが、こちらもまだ老け込むつもりもない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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