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石川遼、自滅で出遅れ… 「自分に甘かった」

「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」初日を終え、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「75」と出入りの激しい内容となった石川遼。4オーバーの88位タイと、大きく出遅れる結果となってしまった。

最高の滑り出しだった。ティショットをフェアウェイに運び、第2打をピン奥4メートルにナイスオン。これを沈めてバーディ発進とした。しかし結果とは裏腹に、石川は「出だしからシックリこなかった」と、ドライバーで放ったティショットに違和感を覚えていたと振り返る。悪い予感は的中し、その後は徐々にショットの精度が乱れ始めた。

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その違和感とは、練習場よりもヘッドスピードが遅く感じること。スイングに影響を与えたのは、難度の高いコースセッティングだ。ラフが深く、フェアウェイキープとラフに打ち込むとでは天国と地獄。「フェアウェイに行ったら“ホッ”としていました。もっと前に飛ばそうという気持ちが無かったです。どんなコースでもドライバーで良いスイングをしなくてはいけないのに、コースに負けてしまいました。自分に甘かったです」と、“自滅”を強調していた。

「ちょっと前までとはぜんぜん違う気持ちでプレーしていました。今日は真っ直ぐに打ちたくてしょうがなかった」と石川。“弾道の行方”よりも“良いスイング”を優先していた気持ちに変化が生じたのは、こちらも屈指の難コースと名高い和合で開催された「中日クラウンズ」からだという。一筋縄では行かないコースが続き、知らず知らず石川の初心が揺らいでしまったのだろう。「明日は、以前までの気持ちを思い出し、今日の自分を10ヤードくらいドライバーで置いて行けるようなスイングをしたいです。スイングが良ければ、良いスコアが出ると信じています」。これまで信じてきた自分のスイングに徹し、難コースの攻略を目指す。

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