石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川遼、初心に帰ってまずは一球入魂!!
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」のプロアマ戦に出場した石川遼が、ラウンド後の練習に加え、表彰式直後にも再び練習場に駆けつけ、合計240球にも及ぶ打ち込みを行った。
普段はラウンド後の練習も調整程度で切り上げ、コース付近の練習場で打ち込むことが多いが、今回までの球数を打ち込むことはないという。そのきっかけは、プロアマ最終ホールの18番でのセカンドショットだった。フェアウェイから5番アイアンを使用したが、トップ気味に当たったボールはグリーン手前から右にスライドし、グリーン右サイドまで食い込んだ池に転がり落ちてしまった。
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そのショットの違和感を取り除こうと、練習場で5番アイアンでの打ち込みを開始。表彰式の時間が近づき、クラブハウスに引き上げようとしたときに「ドライバーは打たないの!?」と父・勝美氏に言われ、もう一度打席に戻りドライバーショットの練習を開始した。表彰式用に着替えた黒いスラックスのまま足早に練習場に戻った石川は、日が暮れるまでドライバーショットを中心に練習を繰り返していた。
「ANAオープン」「アジアパシフィック パナソニックオープン」とホストプロとして出場した2試合で予選落ちを喫した。そして迎えた大会ホスト3試合目「成績を気にするようになって予選落ちが続いてしまったので、今回成績を気にするのは最終日の後半9ホールにしようと思います。初日から成績を気にすることで、予選カットラインが気になってしまったので、初日から目の前の一球に集中していきま」と気持ちを入れ替えた。
先週の試合でメジャー優勝者アンヘル・カブレラのスイングを目の当たりにし「今のままのスイングで満足していてはダメだと思いました」と話す石川。現在はトップからの切り替えしのタイミングやスピードの調整を行っていることもあり球筋は正直安定感にかける。「今週も1スイング1スイング気の抜けないラウンドになりそうです」と自分の現状を理解しながらも3週連続での予選落ちは免れようと本気の練習を披露した。