「マイナビABCチャンピオンシップ」最終日スコア結果
2019年 マイナビABCチャンピオンシップ
期間:10/31〜11/03 場所:ABCゴルフ倶楽部(兵庫)
藤田寛之 50代初V逃すも3年ぶりの最終戦へ前進
◇国内男子◇マイナビABC選手権 最終日(3日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7200yd(パー72)
首位を3打差で追った藤田寛之は4バーディ、2ボギーの「70」にとどまり、通算14アンダーの4位タイで4日間を終えた。優勝したハン・ジュンゴン(韓国)に5打差をつけられ、自身50代での初タイトルは逃したが、「もう50歳だし、この位置でプレーできることを喜んでいいんじゃないですかね」と納得の表情だった。
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今季5回目のトップ5フィニッシュにより、23位にいた賞金ランキングは20位に上昇。「(優勝の)次の目標」に挙げる、同ランク20位までのほか30人に限られる最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場に前進した。
2016年を最後に遠ざかっている、賞金ランク上位やシーズン優勝者のみが出場できるエリートフィールド。「3年ぶりになるんですか。周りからは“いないと寂しい”と言われているし、久しぶりに行ってみたいですね」。2010年からの2連覇を含む3勝を挙げた思い入れの深い大会への出場は、50歳がツアーを戦う上でのモチベーションのひとつになっている。
懸念があるとすれば、この日の折り返し近くから「スイングをすると激痛が走った」という股関節の痛みだ。「左側(の痛み)はこれまでもあったけれど、右側は初めて。よっぽどバランスが悪いのかな」。首位を追うサンデーバックナインは痛みとの戦いも強いられたが、「これも自分の一部なのでしょうがない」と受け入れていた。
それでも、「検査を受けてトレーニングをすれば治ると思う。元気に(次週の)沖縄に行きますよ」と前を向く。「(最終戦に)行けなかったら漁に行きますよ」と笑い、ことし6月に取得した小型船舶免許の話題を引き合いに出したが、海に出るのはもう少し先の話になりそうだ。(兵庫県加東市/塚田達也)