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尾崎将司は今季4回目の途中棄権「諦めの境地に入りだしている」

◇国内男子◇マイナビABC選手権 初日(31日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7200yd(パー72)

今季6試合目の出場となる72歳の尾崎将司が、16ホール終了後に腰痛のため途中棄権した。前回出場の3週前「ブリヂストンオープン」に続いて4回目の棄権となり、「ちょっと諦めの境地に入りだしている」と弱音をこぼした。

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スタートの1番から連続でグリーンを外した4ホールで3ボギー。6番(パー5)を4オン2パットのダブルボギーとし、前半を6オーバーで折り返した。後半10番からも5連続ボギーを重ね、16番(パー3)をトリプルボギーとしたところで棄権を表明。ホールアウトまであと2ホールとしながら、腰の状態は限界を迎えていた。

この日は序盤からショットが右に曲がり、フェアウェイキープに苦しむ内容だった。腰の状態が思わしくない中で、ラフやバンカーからのショットが多くを占める展開を強いられた。「身体を使って打つことから離れてきている。腰をかばって手で何とかしようという感じ。それだけじゃ、やっぱりダメだ」。イメージ通りに動いてくれない身体へのもどかしさを募らせた。

第1ラウンドでの途中棄権は今季3回目。次戦は3週後の「ダンロップフェニックス」に出場を予定しているが、なかなか前向きな言葉を出すことは難しい。「今から(腰を)良くしようとしたら、またどこかに負担がかかる。だから、ちょっとね。フェニックスで“終わり”にならないように」と残し、今季ラストゲームとなる見込みの一戦を見据えた。(兵庫県加東市/塚田達也)

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