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治安悪化と大雨にたたられ 小斉平優和に続いた不運

◇国内男子◇マイナビABC選手権 事前(30日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7200yd(パー72)

予選会を突破して約一カ月ぶりのレギュラーツアー出場を決めた小斉平優和だが、「ツイてないな、とは思います」と苦笑いでこぼす通り、最近は不運な出来事が続いている。

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昨年からプレーするPGAツアー・チャイナシリーズでは、2週前に出場を予定していた香港でのシーズン最終戦「クリアウォーター・ベイ・オープン」が、長引く抗議デモによる治安悪化により開催中止に追い込まれた。年間14試合のスケジュールは13試合に減り、今季11試合に出場した小斉平は賞金ランキング8位でシーズンを終了。賞金王の可能性こそ消えてはいたが、同トップ5に入れば2年連続で米国下部コーンフェリーツアーの限定的な出場権が得られていた。

同週は「日本オープン」の開催も重なっていたが、当初から香港に飛ぶ予定だったために今夏の予選会のエントリーを見送っていた。「ヒマになっちゃいました。(香港で)やりたかったけど、しょうがないです」。

さらに、前週の国内下部AbemaTVツアーの今季最終戦「JGTO Novil FINAL」では悪天候に泣かされた。首位に3打差で迎えた最終日のラウンドが大雨の影響で中止になり、賞金ランク79位で終戦。仮に優勝していれば同ランク20位内に飛び込み、来季のレギュラーシーズン前半戦の出場権を得られる可能性もあった。

それでも、すべては「実力が足りていないんだと思います」と自らの力不足と受け止めている。この先は、下ばかりを向いてはいられない。出場が決まっているレギュラーツアーは今週と、所属する太平洋クラブから推薦を受けた2週後の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2試合のみ。来季シードを逃せば最終予選会(12月5~8日)に回り、その翌週にはコーンフェリーツアーの最終予選会(12月12~15日)に向けて海を渡る予定だ。

まずは今週トップ10に入り、次週「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」の出場権を得ることが目下の狙い。「チャンスはある。(国内の)シードを獲りたいし、アメリカにも挑戦したい」。将来の足場固めに必死な21歳に、不運を嘆いている暇なんてない。(兵庫県加東市/塚田達也)

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