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国内男子最終戦は1万4,051人の大ギャラリー

2008シーズンの最終戦で国内男子メジャー第4戦となった「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、石川遼が首位と1打差の3位タイで最終日を迎えた。そして天候に恵まれたこと、会場への交通の便など好条件が揃い、朝8時にはギャラリー受け付けに長蛇の列が生まれた。

前日の土曜日が9,288人、そして最終日には1万4,051人もの大ギャラリーがコース内に集結した。会場の東京よみうりカントリークラブは、各ホールが独立した形状になっている。ホール間を横に移動する場合には松林を抜け、急斜面を登り降りしなければならない。
観戦するギャラリーは運動靴など動き易い服装で来場しているが、この時期の松葉の散乱した斜面を歩くと、普段ゴルフ場に慣れている人でも滑って転んでしまう場合がある。石川遼を一目見ようと訪れた年配の方々は斜面を用心深く歩いていた。

このコースの名物ホール、18番パー3は、グリーン奥がすり鉢状の斜面になっているため、多くのギャラリーが座ると自然とスタジアムのような光景になる。朝一番で駆けつけたギャラリーは、まるで子供の運動会か花見でも行うかのように、レジャーシートを広げ、自分のスペースを確保していた。

もうひとつ、この大会特有の光景がある。それは、コースのいたるところに灰皿が設置されていることだ。大会の特別協賛を行うJTは、いわゆるタバコを販売する会社。近年、公共スペースなど多くの人が集まる場所では、禁煙もしくは分煙という措置がとられる場合が多いが、この大会ではコース内に約200にも及ぶスタンド式の灰皿が設置されていた。ギャラリーがコースに入る際のゲートでは、携帯灰皿も配布されていた。

愛煙家には嬉しい対応だが、やはり煙が苦手な人にとっては、屋外であろうと煙が漂うのを好ましく思わないようだ。ギャラリーの中には「これはありがたい!」という声と、「いくらJTでもここまでしなくても良いのでは・・・」という声が聞こえてきた。最近は小さな子供の観戦が増えているだけに、喫煙者は周囲に気を配りながらタバコを楽しみましょう。

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