2度の中断で日没順延 今平周吾が通算イーブンパーでホールアウト
2019年 日本オープンゴルフ選手権競技
期間:10/17〜10/20 場所:古賀ゴルフ・クラブ(福岡)
石川遼はカットライン付近に低迷「自分の望んだものではない」
◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(18日)◇古賀ゴルフ・クラブ(福岡)◇6817yd(パー71)
5オーバーの72位タイから出た石川遼は3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「74」で回り、通算8オーバーで第2ラウンドを終えた。雨によるコースコンディション不良で2回の中断を挟み、60人(出場120人、うち棄権・失格4人)がホールアウトできないまま翌日順延が決定。予選通過が微妙なポジションで終えた。
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石川は午前の中断が明けてから、まず前半12番でバーディを先行。初日の出遅れを取り返すきっかけとしたかったが、その後立て続けにスコアを落とした。手前からのアプローチを寄せきれなかった14番から3連続ボギー。17番(パー3)では第1打を左に引っかけ、2日続けてダブルボギーをたたいた。18番は1Wショットが左のテレビ中継用の足場を直撃し、大きく左に曲げてボギー。通算10オーバーまでスコアを落とした。
正午から1時間51分にわたる2回目の中断を経て、再開直後の5番(パー5)で3mを沈めてバーディを決めた。「2日間、左へのミスが多い。体の回転が止まってヘッドが走りすぎている」と感じながら、終盤は1Wでリスク承知のティショットを連発。最終9番、グリーン右手前のラフまで運び、奥に下る傾斜に立ったピンを目がけてウェッジショットを放った。「あと1m半、2mくらい(ピンの近くに)行けば寄ったという感じだった。打った時は完ぺきだと思ったけど、グリーンの硬さを読み間違えたかな」とボールはカップから6mショート。バーディパットを外し、鉛色の天を仰いだ。
11年ぶりの古賀GCでのナショナルオープン制覇を目論むだけに、2日間の出来には到底納得いかない。「すごく不安な感じで来週とかにもなると思う。自分の望んでいた感じではないが、どうするのかな…」と目から力を消して言った。
早くも次週の「ZOZOチャンピオンシップ」を見据えたが、予選落ちはまだ確定していない。決勝ラウンド進出へのカットラインはあすの第2ラウンド終了時の上位60位タイまで。ホールアウト時点で87位タイだった順位は、時間の経過とともに上がり、日没サスペンデッドになったときには70位になった。(福岡県古賀市/桂川洋一)