先端部のしなり戻りがスピーディになった

三菱ケミカル(本社・東京都千代田区)は15日、「クロカゲ XT」の後継モデル「クロカゲ XD」を3月2日から発売すると発表した。「クロカゲ」シリーズは、昨年の「マスターズ」（4月）を制したセルヒオ・ガルシア（スペイン）ら海外選手が使用するグローバルモデルである。

特性について、同社コンポジット製品事業部の伊藤成就氏は、「剛性設計が元調子なのでスピン量は少なくなります。ただ、シャフト先端部に形状を記憶する性質をもつチタンニッケル線を2層巻にしました（前作クロカゲ XTでは1層）。それにより、先端部はスピード感のあるしなり戻りがありながらも、適正なロフト角でインパクトを迎えることができます」と説明した。

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製品のターゲット層について、「吹け上がりやつかまり過ぎを嫌うアスリートゴルファーが対象です。前作のXTと似ていますが、今作では50g台のRから用意しており、パワーに自信がない人にも対応できるようになりました。昨今のPGAツアーにみられる軽くて硬いシャフト“軽硬”のトレンドをふまえて、50Xや60TXを用意しています」と、幅広い層に対応できるように、ラインアップを充実させた。

スペックは、50g台（R/SR/S/X）、60g台（SR/S/X/TX）、70g台（S/X/TX）、80g台（S/X/TX）。価格は税込4万3200円。問い合わせはコンポジット製品事業部(ゴルフシャフトお問合せ窓口)TEL:03-6748-7606。