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日本シャフト、「モーダス3」シリーズ4作目を投入

USPGAツアーのトレンドに合わせた待望の中量級スチール

日本シャフト株式会社(神奈川県横浜市)は8月30日、「モーダス3」シリーズの4作目となる『NSプロモーダス3ツアー105』(ツアー105/価格:オープン)を発売する。

2010年12月に米国で発売した「モーダス3」シリーズは、USPGA発信の本格的プロモデルとして、今年6月までの累計販売本数は125万本を突破。初代の『ツアー120』を皮切りに、『ツアー130』や『システム3ツアー125』が話題を呼び、「重量級」スチールでヒット作を生み出してきた。そして、『ツアー105』でUSPGAツアーのクラブセッティングが軽量化していることに注目し、「中量級」スチールの領域に打って出る。

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同社が今年6月に、USPGAツアーのクラブセッティングの傾向を2010年と2015年で比較調査した結果、ドライバーとアイアン(#5)のシャフト重量が軽くなっていることが分かったという。

営業部の栗原一郎主任による説明は、以下の通りだ。
「現在の米ツアーでは、年々シャフトが軽量化しています。これは、ヘッドスピードを上げて少しでも飛距離を伸ばしたいゴルファーが増えてきたのが理由だと思います。今回実施した比較調査の結果、ドライバーとアイアン(#5)のシャフト重量が約3.9g軽くなっていることが分かりました。ドライバーが軽量化する中で、アイアンも軽めのものが求められていることが分かったんです。また、数名のUSPGAツアープロから、『重さを感じることなく先端部がしっかりしていて、出球が低くて強い弾道が打てるシャフトが欲しい』という要望があったため、新製品の開発に至りました」

このようなニーズを形にするために、1万本を越えるシャフトをツアーに投入し、30名以上のツアープロに試してもらったという。

「1年半前からプロトタイプをツアーに持ち込み、プロの声を徹底的にヒアリングしました。開発期間は1年で、原材料には、『NSプロ』シリーズ同様、高強度素材の『NSGS8655V』を採用しています。独自の肉厚調整を施し、先端剛性を高めて、余計なスピンを抑える設計になっています」(栗原氏)

なお、シャフトスペックは、103gのR、106.5gのS、112gのXをラインアップ。キックポイントは元調子となる。

同社によると、ピンが9月に発売する『iアイアン』と『G MAXアイアン』にプロパーモデルとして、グローバルで採用されることが決定したという。プロパーモデルのグローバル採用は、『NSプロ950』以来になるとか。苦節4年半で開花した「モーダス3」シリーズは、ヒット作となるか?

問い合わせは日本シャフトへ、045-782-2562。

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