“エリートフィールド”で戦う、無名の母国選手
「ワクワクするクラブ」、エスヤード『XVシリーズ』発表
エスヤードは3月26日、都内ホテル内(江東区東陽)のイベント会場で「2013年新製品発表・説明会」を開催した。今回お披露目したのは、アドレス時にやさしく叩けるイメージを、すべてのクラブ、すべての番手に実現したという『XVシリーズ』のドライバー、FW、アイアンというフルラインアップ。同社小林健治社長は冒頭の挨拶で、
「作り手である私自身が、作っていて楽しい、早く自分が使いたい、心からワクワクする、そんなクラブが完成しました。それが『XVシリーズ』です。ドライバーのヘッドサイズは450cm3、ヘッド後方のクラウン部を高くし、ヒール側のふくらみを抑えることで、コンパクトな見た目を追求。また、圧倒的なつかまりの良さを実現した一方で、重心の深さと高さによって、ヘッドの返り過ぎも制御。『しっかりつかまって、それでいて左にいかないクラブ』という理想的なモデルで、私の設計思想を余すことなく注ぎこんだ自信作です」
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と新製品にかける意気込みを語った。
同ドライバーは、艶消し(マット)加工を施したシンプルで美しいカオが特長。先頃発売した『T.388』と同様の超短重心設計や、アクティブヘッド構造を採用。ロフトバリエーションは9・5度、10・5度の2タイプを用意。価格は1本9万2400円(4月下旬発売)。
また、同FWは強くボールを弾き、大きな飛距離を生むため、フェースにマレージング圧延材を採用。緩やかなカーブを描くソール形状は、アドレス時のすわりを安定させ、タフなライからも抜群の抜けの良さを実現するという。ラインアップは3W(15度)、5W(18度)の2機種で、価格は1本3万7800円(5月下旬発売)となっている。
続いて、同アイアンは新発想「ホーゼルタングステンウェイト」を、ロングアイアン(#3~#5)に採用。重心距離を短くすることで、圧倒的なつかまりを実現。さらに、S20C軟鉄鍛造素材をフェースとボディに採用し、吸い付くような心地よい打感とすぐれたコントロール性能を可能にしたという。そのほか、各番手の重心高を統一した「重心コントロールキャビティ」、全番手のシャフト重量を統一した「オリジナルコンスタントウェイトスチールシャフト」を装備。価格は6本セット(#5~PW)11万9700円。#3、#4は各1本1万9950円となっている。発売は6月初旬。
同社は、昨年10月に『T.388』、今年3月には『ボールドウェッジ』、そして今回の『XVシリーズ』発売と矢継ぎ早に新製品を投入。加えて、広告などのキービジュアルには、世界的な実績のあるデザイナーの松本隆治氏を起用し、いままでとは違った広告表現をするなど、一気呵成にブランドイメージを変えようとしている。『T.301』で、大型チタンヘッドの革新性という一時代を作り上げた同社だけに、今後の動向に要注目だ。
問い合わせはエスヤードへ、0120-099-301。レンタルクラブの要望は、0120-265-526へ。