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マーク金井「09年米国PGAショー」潜入リポート!第5話 日進月歩のシャフト業界!米国シャフトにも「JAPAN」の文字が

ヘッド、シャフト、そしてグリップ。大きく分けるとゴルフクラブはたった3つのパーツから成り立っているが、ここ数年、ゴルファーの注目を浴びているのがシャフト。ルールで高反発が規制され、ヘッド体積も最大460CCに制限されたこともあり、メーカー側も「シャフト」で性能の違いをアピールし始めている。

今回のPGAマーチャンダイジングショーにおいても、その流れがより一層浸透している。例えば、今回巨大なブースを出したタイトリストとキャロウェイ。どちらも、ストックシャフト(純正シャフト)に日本メーカーのシャフトを採用。タイトリストは三菱レーヨンのディアマナ。キャロウェイにはフジクラや三菱レイヨンが・・・2年前、キャロウェイの社長にインタビューにした時「日本メーカーのシャフトを装着することはブランド力を高める」「だからシャフトメーカーのロゴをハッキリ入れる」と言っていたが、それが今や完全に定着しているのである。

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加えて、シャフトメーカーも積極的に自社製品をアピールしている。フジクラ、グラファイトデザイン、三菱レイヨンの「御三家」は会場内にブースこそ出さなかったが、デモデーでは打席を準備し自社製品をアピール。軽量スチールでお馴染みの日本シャフトは会場内にブースも出しつつ、試打も積極的に展開した。日本からもスタッフが会場内に常駐し、バイヤーと積極的に意見交換をしていた。 そして、驚いたことに米国シャフトメーカーでさえもシャフトに「MADE IN JAPAN」のロゴが!!「OBAN」という新進シャフトメーカーのフラッグシップモデル「MACH4」について商品説明を受けたところ「手作りの日本製」を強くアピール。カタログを見ても、「JAPAN」の文字が目立つようになっている。 ヘッドに比べればシャフトは地味な存在、というのは昔の常識。国内のみならず、ゴルフ大国アメリカでも「シャフト」がゴルフクラブの「ブランド」に多大な影響及ぼす要素になっているのである。

■マーク金井 プロフィール

前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。現在、週刊ゴルフダイジェスト「買わずにいられない」、GDO「クラブ何でも相談室」、他執筆中。オフィシャルハンデは3。今年4月から、東京神田にゴルフ専用スタジオ「アナライズ」を作るほどのゴルフ大好き人間。



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