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ゴルフゾンがユニークな支援策

シミュレーションゴルフ大手のゴルフゾンジャパンが、ゴルフのオンライン対戦で被災地の復興支援を行うという企画を立ち上げた。「第2回 ゴルフゾン ライブ フェスティバル」(GLF、4月26~5月29日)がそれで、全国100ケ所の設置店で開催する。

競技は9ホールで争われ、期間中一人20回まで参加できる。参加者のプレーホール数が5000に達するごとに、1台約150万円の練習用ゴルフシミュレーター『ゴルフゾン トレーニング』を東北ゴルフ連盟の加盟校へ寄贈する。同社はシミュレーションゴルフの普及を目的に、様々な企画を行なっているが、第1回のGLFは887人が参加して、計3万3579ホールをプレーした。今回、これと同数のプレー実績があれば6台の寄付となるわけだが、山田楊明社長はさらなる高みを目指している。

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「目標は5万ホールです。これにより、最低でも10台を被災地に寄付したい。一義的には被災地のジュニアゴルファーを勇気づける目的ですが、市場にはゴルフの自粛ムードが漂っている。このような空気を払拭して、大会への参加意義を明確に打ち出したかった。復興支援と市場活性化を両立させたいですね」――。10台となれば、1500万円相当だ。思い切った支援策といえるだろう。

同社はまた、「チーム プレーファースト」と題した復興支援プログラムも企画している。楽天GORA、ゴルフパートナー、ゴーゴル、ALBA、そしてゴルフゾンの5社が参画予定で、チャリティーブレスレット(1個500円)を共同制作・販売するもの。制作費を除く収益の全額を義援金に振り向ける計画で、ネット企業や中古チェーン、ゴルフメディアなどのゴルフ関連異業種が、共同企画を通じて団結する。

ゴルフ産業は、多くの業種で構成されるのが特徴だ。いわゆる主要3業種はゴルフ場、練習場、用品メーカーに集約されるが、周辺にはインターネット関連、シミュレーションゴルフ、新規参入のアパレルやメディアなど、多種多様な顔ぶれが揃う。これまでは横の連携が希薄だったことから、それぞれの得意分野を活かした「融合策」は稀だったが、今回の大震災を受けて、復興支援を軸とした連携が活発に行われている。今後の市場形成において、明るいサインといえるだろう。



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