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脱アベレージ!マックテック

マグレガーゴルフジャパンは10月12日、都内のゴルフレッスンスタジオで同社の基幹ブランド『マックテック』の新製品を発表した。『マックテック』が生まれ変わったといえるだろう。従来、『マックテック』には、『NAVI(ナビ)』という商品名がついていたが、12月4日から発売される新モデルからはこれを外し、シンプルに『マックテック』に集約してロゴも一新させた。

ラインアップされるのは、ドライバー・スーパースプーン・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンセット・ウエッジ・パター、そして自社開発したボールも投入する。前作までは各アイテムで発売時期をずらしていたが、今回のニューモデルは12月4日に一斉発売。ユーザーの利便性向上と売り逃しを避けるのが狙いという。

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また、シリーズの構成品にも厚みを持たせた。現行品の『マックテックNV-F』まではスインガー向けの「ブルー」とヒッター向けの「レッド」という2ラインで展開していたが、新モデルのドライバーはスインガー向けの「DS」(ブルー)、ヒッター向けの「DH」(レッド)に加えて、パワーヒッター向けの「DP」(ブラック)と3機種をラインアップさせた。

「マックテックは今まで100を切るようなアベレージゴルファーの方に提案してきましたが、現行品の『NV-F』の購入者の中にはトップアマの方も多くいました。改めて上級者のニーズがあることを確認できましたし、販売が好調なこの時期にラインアップを拡充し、全てのゴルファーへマックテックを訴求していくという企業方針を打ち出すことにしました」(平山勝社長)

アベレージのシニア層が中心だったブランドから若者やアスリートも取り込んでいく。そのため、デザインにも若々しさやスピード感を取り入れたという。

新ドライバーの特徴は、スイングタイプに合わせて3タイプの異なるヘッドデザインを施した。また、2ヶ所に増えたウェイトフォースによって、重さだけではなく重心コントロールも可能になったという。3・10・13gのウェイトをエンドユーザーが自在に装着することで、最適な弾道を提案していくというものだ。

シャフトには、軽量タイプでありながらしっかりした打球感と力強いインパクトを生むという「ニューモトーレ」を装着した。

価格は各1本6万1950円、マックテックの従来品から受け継がれるリーズナブルプライスとハイパフォーマンスをアピールしていく。

脱・アベレージ向けブランドを宣言した『マックテック』が市場でどう評価されるのか。小売店からは、フルラインアップ展開が高い評価を受けているというだけに、ロケットスタートを切るかもしれない。



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