新ヘッド形状が特徴的な「スリクソン Z-フォージド II アイアン」誕生

住友ゴム工業（本社・神戸市中央区）は11日、ツアープロが求める形状と打感を実現した「スリクソン Z-フォージド II アイアン」を4月15日に発売すると発表した。

2019年3月に発売された前作「スリクソン Z-フォージド アイアン」は、マッスルバック形状としてはミスへの寛容性が高く、ツアープロのみならずアマチュアゴルファーにも人気のモデル。中でも契約プロの松山英樹が使用し、2021年の「マスターズ」制覇に貢献したことで話題を集めた。

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松山は今月上旬に行われたPGAツアー「セントリートーナメントofチャンピオンズ」のプロアマ戦でPWを使用。「ダンロップの方々と考えた新形状です。キャビティのような安定感とマッスルに求められる操作性が両立できています。打感もいいですね」と好印象を口にしている。

松山は2023年初戦の場で新アイアンを試していた

目玉となるテクノロジーは、打感と重心にこだわった新構造のヘッド設計。バックフェース下部のトウ側とヒール側を凹ませることで余剰重量を創出し、打点の裏側となるバックフェース中央部を厚肉化した。これにより、インパクト時には分厚く力強い打感を生み出すという。加えて、重心位置を深く低く設計することができ、上下の慣性モーメントが高く、打点のバラつきに強いヘッドに仕上がった。

今作では「スリクソン ZX Mk II」シリーズアイアンに搭載されたV字型ソールが進化を遂げている。新たな「TOUR V.T. SOLE」はソールが3面に削られており、深低重心化を実現。また、トウとヒール側の段差によりヘッドが抜けやすく、地面に触れる時間を短くすることができるため、安定したショットを発揮できるとのこと。

番手は3～9IとPW。7番のロフト角は33度。税込価格はシャフトの種類によって異なり、それぞれ6本セット（5番～PW）で「ダイナミックゴールドDST」が13万8600円、「KBS TOUR」は14万5200円。問い合わせは、株式会社ダンロップスポーツマーケティング カスタマ―サービス部（0120-65-3045）まで。