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2019年 AT&Tペブルビーチプロアマ
期間:02/07〜02/10 ペブルビーチGL ほか(カリフォルニア州)

出られた人、出られなかった人、その代わりに出られた人…それぞれのストーリー

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 初日(7日)◇ペブルビーチGL(6816yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(6953yd/パー72)、モントレーペニンシュラCC(6958yd/パー71=すべてカリフォルニア州)

PGAツアーにはスーパースターがいっぱいだ。タイガー・ウッズをはじめとしたタレントや有力選手がどの試合を選んで出場するのかは、楽しみのひとつと言っていい。一方では毎週の限られた出場枠を巡り、し烈な争いと悲喜こもごもがあるのも事実なわけで…。

■怪我の功名
2011年までに通算5勝をマークしたジョナサン・バードは現在、レギュラーツアーのシードがない。今週は当初、下部ウェブドットコムツアーのパナマ開催の試合に出向くつもりだった。ところが、フロリダ州からの渡航を控えていた4日(月)、パスポートを忘れてきたことに気づき、失意のままジョージア州の自宅に出戻ることに。すると、ツアーから今大会に繰り上がりで出場できるという連絡が入った。仮にパナマに飛んでいれば、行けなかったはずのペブルビーチに向かうという幸運が舞い降りた。

■不運を嘆く
一方で残念な事情で出場権を失ったのが、トミー・ゲイニーだ。開幕前日の6日(水)の午後4時45分に出場権が巡ってきた連絡が入り、急いでカリフォルニア行きの準備をしたが、航空機のトラブルでアトランタからの乗り継ぎ便に間に合わなかった。

ツイッター上で「バッグは積み込まれたのに、オレはアトランタで足止めさ…」とガッカリ。この開幕初日の朝、ティタイムに間に合わないことが発覚して欠場を余儀なくされ、「クラブとシューズは(ペブルビーチに近い)サンフランシスコでの一日を楽しんでいるよ」と、さらにつぶやいた。

■キャディのはずが…
そして、彼が失った一枠を得た男にも奇妙なストーリーがあった。2014年以降、フル出場権のないツアー3勝のジョン・ロリンズは今週、ハンター・メイハンのキャディとして大会に参加する予定だった。ゲイニーが欠場したことで、この日の朝に出場権が下りてきたことを知る。「PGAツアーから電話があった時は、『朝5時半になんだよ…』と思ったんだ」

「AT&Tペブルビーチプロアマ」ライブスコア

友人のメイハンに急いで相談すると、「ここに来たんじゃないか!楽しんで来い!」と返答が。ロリンズがそもそも出場を期待していなかったのも当然かもしれない。キャディを務めるつもりでペブルビーチに到着した時には、待機選手としての出場優先順位が20番目にも入っていなかったという。

3コースを回る予選ラウンドで、バードはこの日ペブルビーチGLを3アンダーで回り29位。ロリンズは1オーバー111位タイと出遅れた。ふたりとも万全の準備をして試合に臨んだかは分からない。さまざまな環境下で、いつかスター集団の仲間入りを、返り咲きをハングリーに目指す選手たちがゴロゴロいるのもPGAツアーだ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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