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微笑みの貴公子 ソン・ヨンハンはアジアでもたくましく

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 初日(27日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)

日本ツアーのプリンス候補生が今週もビッグイベントで腕を磨いている。1月の「SMBCシンガポールオープン」を制したソン・ヨンハン(韓国)は前週スポット参戦した米ツアー「CIMBクラシック」に続いて、中国開催の世界選手権シリーズ参戦を果たした。

今大会には17日時点での国内ツアー賞金ランキングで5位までの上位2人という資格で、谷原秀人キム・キョンテ(韓国)が出場。ソンはその他の出場資格から漏れたプレーヤーとともに待機選手の枠にいたが、世界ランキングで繰り上がりによりフィールドに滑り込んだ。

日本で浴びる黄色い声が絶賛増加中の甘いマスクの持ち主も、諸外国でレベルアップを求める一人。マレーシアでの「CIMBクラシック」では優勝争いを演じたアニルバン・ラヒリ(インド)と初日から2日間一緒にプレーし「パターが本当にうまかった。見た選手の中では今までで一番かも…素振りもしないでパッと打つんです。外れても全部が入りそうだった」と感嘆した。

3日目に同組になったセルヒオ・ガルシア(スペイン)には、その精度の高いショットに驚愕したという。「あんなにショットがうまいなんて…。“このくらい”の距離をパターで外しまくってるのに、5アンダーだった…」。彼の言う“このくらい”は2mほど。さらに驚いたのが、ガルシアが片言の日本語を操っていたことだった。

朝の挨拶は「オハヨウゴザイマス」。バーディを獲ったら「アリガトウゴザイマス」。ソンがティショットを右に曲げたボールがフェアウェイに返ってくると「OK!キック、ヒダリ!」。トッププレーヤーの飾り気のない振る舞いを喜んだのは言うまでもない。

ところで、えくぼがまぶしい“ソン様”にこちらが驚かされたのが、彼自身がこの情報をすべて日本語で話してくれたことだ。1月の初優勝の時点では、会話がままならなかったはずでは…。スピード感のある成長ぶり。松山英樹と同学年の、こちらも将来が楽しみなタレントだ。(中国・上海/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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