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2012年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 キアワアイランドリゾート(サウスカロライナ州)

ロンドン五輪の裏で英国勢が大活躍!どうなる2016年?

左隣に座っていた、英国人の記者が忙しそうにしていた。今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」はロリー・マキロイ(北アイルランド)が、2位に8打差をつける圧勝でメジャー通算2勝目をマーク。タイガー・ウッズに取って代わる次世代スターの最有力候補として、その存在を再び世界に向けてアピールした。

猛烈な海風が吹き付けたシーサイドコース。一歩足を踏み入れたゴルフファンは、そこがまるで全英オープンが開催されるリンクスコースを思い浮かべた。しかし大会前、マキロイは「英国出身の選手には有利では?」という質問に「コース全体が硬くなればそうなるかもしれないけれど、軟らかいから。今週はどんな選手にもチャンスがあるはず。ロングドライブで、フェアウェイにたくさん置けた選手がチャンスだ」と答えていた。確かに、潮風への耐性のあるパスパラム芝は、連日の雨水を含んで重くなり、グリーンの硬さは比べ物にならなかった。

しかし、最終成績を見ると、2位以下の選手は英国出身の選手がズラリ。2位に全米プロ初出場のデビッド・リン。3位タイにはジャスティン・ローズイアン・ポールター(いずれもイングランド)の名前。7位タイにはウェールズのジェイミー・ドナルドソンがいた。トップ10の半分が英国出身、2人はスウェーデン、3人が米国出身だった。偶然にしても、最終日の英国メディアは慌ただしかったことだろう。

ところで、マキロイがこのメジャー2勝目へ向けて着実に足場を固めていった時間帯には、“母国”でロンドン五輪の華やかな閉会式が行われていた。4年後のリオデジャネイロ五輪で、ゴルフは112年ぶりに正式種目として復帰する。英国代表は今大会に続いて4つの地域(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)が1つの国として出場する見通しだ。個人戦で話が進んでいるが、もちろん金メダル候補の筆頭グループの選手を輩出するに違いない。

今シーズンの日本勢は海外メジャー4戦で際立った成績を残せなかった。前週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」に初挑戦した武藤俊憲らも、口をそろえてコースへの難しさを語った。「曲げればグリーンを狙えない」「ロングアイアンの精度が必要」「攻略のために頭を使う」。どの選手も「日本で、もっと、もっと難しいコースで戦わせてくれ!」と願っていた。

ゴルフには既に世界一を決めるメジャーが1年に4回あり、賞金が最大の目的ではないオリンピックという新しい価値観の大きさは、まだどの程度のものか分からない。代表選手の選出方法や試合方式等が正式決定していないことや、建設中のコースのことを考えればなおさらだ。しかしそのリオデジャネイロ五輪までに、ゴルフ日本代表はどんな準備をするのだろう。他のアスリートは、個人競技であっても、強化合宿を行ったりして4年に一度の大舞台に備えているが…。

地質や風、芝。ゴルフはどうしても環境に多くが委ねられるスポーツの一つ。だからこそその研究を怠ることはできないはず。「こんなコースは、日本に無い」。リオデジャネイロで、選手たちから、できれはそんな言葉は聞きたくない。よーい、ドン。4年後をめがけたスタートのピストル音は、もう鳴った。(サウスカロライナ州チャールストン/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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