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2014年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/27〜03/02 セントーサGC(シンガポール)

救急搬送されても…宮里藍が60位完走を果たした理由

昨年の世界ランキング上位者など63名が出場した米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」を、今季3戦目となる宮里藍は通算17オーバーの60位という順位で終えた。

開幕戦からの2試合は62位タイ、45位タイと低調なシーズンイン。先週の「ホンダ LPGAタイランド」で宮里は、パットのフィーリングへの悩みを訴えていた。開幕戦後にアップした自身のブログでも、「パターは生まれて初めて、悩んでいます」(一部抜粋)と告白。2試合を終えての平均パット数は31.25で、今大会までのツアー出場選手122人中91位と低迷。パットが足かせとなっていることは、数字を見ても明らかだ。

宮里は今週、初日のラウンド終了後に内蔵系の疾患に見舞われ、救急車でシンガポール市内の病院に搬送されるアクシデントに見舞われた。棄権の不安もよぎった翌2日目はしかし、食事もままならない状態ながら強行出場。自身も「よく回れたと思う」と認める体で、猛暑が続いた3日目以降もプレーを続け、4日間72ホールを完走した。

「棄権は考えていなかった」という理由の1つについて、「次の試合に向けて、今取り組んでいることをどうしてもやっておきたかった」と説明した。頭の中を占めていたのは、やはりパッティングへの不安だ。「いくら練習で良くても、プレッシャーの中でないと自分の中でどこまで出来ているのか確認できない。1ホールでも多く、試合の中で試したかった」。

現在も抱いているパットへの悩みについて、宮里は自身にも言い聞かせるように噛み砕いて説明してくれた。「今は自分のストロークに対して自信を失っているというか、信頼しきれていないので、どうしても不安があるままアドレスに入ってしまう。今までのようにシンプルに考えて、フィーリングを大事にしてストロークしたい。メンタルの問題ですね」。

技術的ではなく精神的な問題だけに、解消のプロセスに乗せることは容易ではない。ただ実戦で結果を出し、自信を取り戻すこと。わかっているのは、それだけだ。病院搬送後の3日間は、スコアを度外視した自分自身との戦いだった。

72ホール完走の意義について改めて聞いた。「もちろん、ありました」と即答。「今週はグリーンが大きかったのでロングパットの練習になり、自分のフィーリングに対して良い傾向があった」と1つの光明を確信したようだ。それが遠くの明かりなのか、近くにある明かりなのか、は本人も含めまだ誰にもわからない

「1つ1つの積み重ねが次の試合につながる。その取り組みが出来ただけでも、意味があった」。宮里藍というプロゴルファーの気概が垣間見えた。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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