「アン・シネさん」ゲストの勘違いに三浦桃香は苦笑い
2019年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI
期間:03/29〜03/31 場所:UMKCC(宮崎)
アン・シネのいばらの道 韓国ツアーが海外出場の制限を強化
◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 2日目(30日)◇UMKCC(宮崎県)◇6525yd(パー72)
主催者推薦で今季初出場したアン・シネ(韓国)は通算2オーバーで予選落ちし、最終日の決勝ラウンドに進めなかった。韓国ツアー(KLPGA)のシード権を失う覚悟で臨む日本ツアーだが、こちらも出場機会は限られ、いばらの道が続く。
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2015年に韓国ツアーのメジャー大会「KLPGA選手権」を制覇して得た同ツアーのシード権は、今年で切れる。さらにKLPGAが海外の試合への出場に関する制限の強化を打ち出したことが、苦境に追い打ちをかける。
韓国ツアーに詳しい関係者によると、2019年シーズンからシード選手が同ツアーを欠場して海外ツアーに出場できる回数は3回までとされ、4回目からは違反行為として最高1億ウォン(約1000万円)の罰金を科せられる。
メジャー大会への出場義務も課せられ、海外の試合を優先した場合は10試合の出場停止となる。背景には「強い選手や人気のある選手が海外に出てしまえば、ツアー自体の人気が下がり試合数が減少する」との考えがあるという。
賞金ランキングを維持するための出場義務試合数もあり、アンは「今季は(全29試合中)9試合以上出ないといけない」と説明する一方、実情としては「9試合も出ない」と来季のシード権喪失をすでに織り込む。
ただ、日本ツアーについても今季の出場資格は昨年末のQT(予選会)51位に基づき、優先順位は高くない。次週の「ヤマハレディースオープン葛城」(4月4日~、静岡・葛城GC)もエントリー選手の欠場枠をにらんでウェーティングの申請をしているが、出場できるかどうかは未定だ。(宮崎県宮崎市/石井操)
石井操(いしいみさお) プロフィール
1994年東京都生まれで、三姉妹の末っ子。2018年に大学を卒業し、GDOに入社した。大学でゴルフを本格的に始め、人さまに迷惑をかけないレベル。ただ、ボールではなくティを打つなどセンスは皆無。お酒は好きだが、飲み始めると食が進まないという不器用さがある。