青木瀬令奈が首位キープ イ・ボミは18位に後退
2017年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ
期間:03/10〜03/12 場所:土佐CC(高知)
4月から女子大生 18歳アマ河本結が描く未来図は…
◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 2日目(11日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)
アマチュアの18歳、河本結が「72」でプレーして通算2アンダー10位タイで決勝ラウンドに進出した。今月1日に高校を卒業。5歳から始めたゴルフで、ジュニア時代から躍動を続ける河本だが、今年のプロテストは受験をせずに、4月から女子大生になる道を選択した。
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進学先に選んだのは日本体育大学の体育学部体育学科だ。出身である四国のジュニア、アマチュアタイトルの多くを手中にし、プロトーナメントの推薦出場を得るなど、周囲は、高校卒業後はプロゴルファーになることを疑わなかった。だが、人と違う道を突き進むことが好きという河本は、「人生はゴルフだけじゃないから。いろんな事を学ぶため」と、大学進学を決意した。
人生色々…、未来のさまざまな可能性を思念している。「いつまでゴルフを続けられるか分からない。オバさんになって体が動かなくなり、ゴルフをやめても、メンタルトレーニングや、栄養学を学んで、さまざまなスポーツでそれらを生かしていけたらいい」。
きっかけは、昨年サンディエゴで開催された「世界ジュニア選手権」でのことだった。「各国からいろんな大学の選手が来ていたこともあって。プロになることも、ゴルフ以外のことを学ぶことも、大学に行けば両立できるかも」。そう思って進学することを考え始めたという。
現在18歳。3年後に控える東京五輪は21歳で迎える。「大学には“オリンピック育成枠”で進学します。東京五輪には出たい。ゴルフの代表になるにはプロにならないといけないから、入学後、今年の前期は大学リーグで成績を残して、後期はQT受験を考えて…、来年はプロテスト受験…」と、未来設計図を着々と描いている。
好きな歌手はジャスティン・ビーバー。着用するウエアには人一倍こだわりを持つ。やや明るいブラウンのカラーコンタクトに、マツエク(編注:まつげエクステンション、人工まつげ)も装着。ゴルフ場を出れば、年頃の女の子だ。「あしたは楽しんでゴルフがしたい」。ウエアと同色のリボンで結んだポニーテールを揺らしながら、軽やかに笑った。(高知県香南市/糸井順子)
糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール
某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。