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比嘉真美子が語る“2年目のジンクス”

シーズンフル参戦1年目の昨季は2勝を挙げ、賞金ランク8位と躍進。今季はさらなるジャンプアップが期待された比嘉真美子だが、近ごろはリーダーボードにその名を載せられずにいる。不振から抜け出せないまま、シーズンはもう大詰めだ。

前週「樋口久子 森永レディス」(48位タイ)まで25試合に出場し、賞金ランキングは42位、未勝利が続いている。来季の賞金シード(同50位以上)こそほぼ確定させてはいるが、やはりルーキーイヤーの数字と見比べると物足りなさは否めない。誰よりも、そう感じているのは比嘉自身だろう。

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「1年を通して、これだけ悪いラウンドが続くのは経験がない。悩んだことも初めてです」。

1年前のスタッツと比較して顕著なのが、パーオン率の低下だ。昨季67.2717%(全体26位)に対して、今季62.4799%(全体44位/11月4日時点)にダウン。1ラウンドごとの平均ストローク数もほぼ1打落ちており、4月「フジサンケイレディス」最終ラウンドを最後に、51ラウンド連続で60台を出せていない。

「ドライバーのティショットが悪い」と、原因は明確だ。飛ばし屋として鳴らす比嘉の得意クラブで、ルーキーイヤーの快進撃を支えた生命線でもある。聞けば、ボールの曲がりは一方向ならまだしも、「左右の両方」だからタチが悪い。ティショットが曲がるから「2打目でグリーンを狙えない」。パーオン率も下がる。昨季との大きな差が、ここにある

シーズン開幕当初は、予想すらしなかった現実だった。オフはトレーニングに注力し、「パワーがついた」と筋力アップを実感。3月の今季初戦「ダイキンオーキッドレディス」では2位で終えるスタートに、「今年はいける」と期待も高まった。しかし、今振り返れば、当時からショットに危うさを感じていたという。その不安は週を重ねるごとに膨らみ、「焦りも出てきて自分のリズムでスイングできず、戻せないままになった」と、今に至る。今季の目標だった国内メジャー制覇も、遠いものとなっていった。

最近になり“2年目のジンクス”という声を耳にするという。「自分にはないと思っていた」という言葉を、しかしマイナスに捉えるつもりはない。「一流の選手にしか言われない言葉だと思って、逆にバネにしていきたい」と、自分自身の鼓舞につなげている。

「早くにこういう経験ができていることは、私にとってすごく良かったとも思う。いろいろ考えながら練習をして、来年は一回りも二回りも成長できるという、確信を持っています」

アマチュア当時から強気な言葉を有言実行につなげ、実力を証明してきた21歳。負けん気の強さは人一倍、このまま立ち止まってなどいられない。(千葉県市原市/塚田達也)

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塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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