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国内女子日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯の最新ゴルフニュースをお届け

プロキャディにできること。

初の賞金女王獲得へ向けてランキングトップを走る森田理香子だが、6月の「サントリーレディス」優勝以降、トップ10入りは無く、2度の予選落ちも経験するなど、3勝を挙げたシーズン前半の勢いは弱まりつつある。

長いシーズンを考えれば浮き沈みがあるのは当然だが、ランキングのトップにいることで受けるプレッシャーは想像に難くない。「流れ的に悪いと思われるかもしれないけど・・・、まだ試合はあるし、それに向けてやっていきたい気持ちは大きい」とは大会前の森田のコメント。高額賞金の掛かったメジャー大会へ臨む微妙な緊張感が伝わるだろうか。

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今週、その森田を支えるのは、藤田寛之の専属キャディとして有名な梅原敦氏。過去、森田のバッグを12回担いでトップ10入りが8回。うち、トップ3が7回で優勝2回という抜群の実績を残している。「それを信じてやっていきたい」と、梅原氏もこの試合へ懸ける想いを隠さない。

開幕前日のプロアマ戦、519ヤードの12番パー5で森田は第2打に3Wを選択した。グリーンエッジまでは240ヤードほど。その球は少し左に出てラフに捕まってしまう。深いラフからなんとかグリーンに乗せてパーは拾ったが、梅原氏はこの2打目をあえて3Wで打たせたと打ち明ける。

「行きたい気持ちは分かるんです。でも、ラフに捕まったら下手したらボギーまであるってことを分かって欲しかった。あれがフェアウェイに行ったら微妙だったんですけどね(笑)」。

今週のパー5は、ほぼ2打でグリーンを捕えることが難しい。必然的に3打目勝負となってくるが、その3打目もフェアウェイから打ってこそ。他の選手がウッドでレイアップするところを、飛距離のある森田ならミドルアイアンで確実にレイアップできるはず。その利点を生かして攻めていきたいというのが、梅原氏の狙いだ。

ここ数試合、森田のショットは絶好調とは言い難いが、それでも「十分戦える」と梅原氏は断言する。高いポテンシャルを信じ、困難に挑み続けさせるために、精神的なサポートにも精を出す。4日間のラウンドで、キャディが助けることができるのは僅かに1、2打しかないというが、その小さな差が、大きな違いを生むこともある。再浮上の火をつけようとする懸命の思いが、見ている方にも伝わってくる。(北海道恵庭市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2013年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

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