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好調の陰にキャディの功? 森田理香子の主張

森田理香子が苦しみながらも、今季2勝目を手にした「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」。今シーズンは12試合を消化し、優勝2回を含めてトップ3フィニッシュは実に6回目。賞金ランキングでもトップに返り咲き、シーズン折り返しを前に賞金女王の有力候補にも挙げられる好調ぶりだ。師事する岡本綾子の指導の浸透、プロ5年目を迎えてのメンタル面の成熟など、今シーズンのブレイクには多くの要因が挙げられるだろう。

そしてもう1つ、どうしても結びつけたくなる符号がある。それは、上記した2勝を含む6回のトップ3は、すべて同じキャディが担当していることだ。男子プロの藤田寛之のエースキャディで、森田と同じ京都府出身の梅原敦さん。2011年の「マスターズGCレディース」で初めてタッグを結成。今シーズンは開幕戦から4試合とメジャー初戦のサロンパス杯、そして今週と、そのいずれも好成績を残しているのはただの偶然だろうか。

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言うまでもなく、キャディの仕事はただキャディバッグを担ぐだけではない。選手のメンタルケアも、キャディの手腕が問われる大事な役割の1つだ。2位に1打差に迫られて迎えた、今週最終日のバックナイン。「私が慌てないように、いつものように(プレーが)できるように声をかけてくれる。その存在を安心できるところはあるし、良いキャディさんに出会えて良かったです」。苦しい展開が続いた中で、梅原さんの存在の大きさは森田も素直に認めるところだ。

やはり梅原さんとの相性は良い? しかし、その問いに対して森田は少し表情を硬くする。「そうやって思われるのは、嫌なんです。私はいつも一緒の気持ちでやっているし、“1人になったらダメ”、“キャディが変わったらダメ”って思われたくない。自分1人でも出来るとは思っています」。

もともと岡本綾子の門下生は、自立心を大事にする指導方針のもと、自分自身でヤーデージの測定やマネジメントを行う意識が浸透しており、試合でハウスキャディを使う選手も多々見られる。確かに、プロキャディの存在が大きいことは事実だろう。しかし、それだけの理由であることを否定したい心の声。これも、森田の中で高まりつつある自信の表れか。(愛知県豊田市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン



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