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女子プロとキャディの関係

2012/11/18 18:36

「大王製紙エリエールレディスオープン」の、とある一日、ある組についてラウンド風景を観察していた。その組の3選手はいずれも帯同キャディを連れた20代前半の若手だったのだが、そのグリーン上の光景に違和感を抱かざるを得なかった。

最初にパットを打つ選手は、キャディがボールの後ろにしゃがみこんでラインを読み、選手はその“背中越し”にラインを確認。相談後に、選手がボールを置いてパットに臨む。

次のペアは、選手がボールの反対側からラインを読んでいる間に、キャディがボール側からラインを読みつつ、ボールに書かれている線をきっちりと打ち出すラインに合わせてマーカーの後ろに置いておく。戻ってきた選手がそれを確認し、その時はきっちりそのまま、球をマーカーの前へと数センチ移動して、プレーに入った。

最後の選手は、キャディは遠くに立って旗竿を持ったままで、ラインを読むこともなく、すべてを選手が淡々とこなしている。

女子プロのプレーを見に来ているギャラリーは、いったいどう感じるだろう?最初の2選手からは、まるでキャディがゴルフをしているような錯覚を受けるかもしれない。確かに、「選手をなんとかして助けたい」「1打でも良い打数で上がってほしい」と思うキャディの気持ちは十分に伝わってくるし、尊敬に値する。それに、ラインが分からない時や迷っている時にキャディの力を借りるのは当然だし、そこにキャディの価値があるのも分かる。

多くの門下生を抱え、それぞれが成長を続けている岡本綾子さんの言葉が、この違和感を晴らしてくれた。「付き人のようになってしまうキャディさんもいるけど、まずは選手が一般社会人として生活できるようにならないと。それには人に甘えてはダメ。ゴルファーは目に入るものや数字から自分で考えて、判断してゴルフができないと上には来られない。1人でできるようになれば、どんなところでもプレーできる」。それに、男子プロのバッグを担ぐときは姿勢を正していても、女子プロの時は横柄な態度になるキャディに対しても「ふざけるんじゃない」と手厳しい。

目の前の1ストロークや1試合といった短期的な視点では、キャディの言うとおりにプレーしたら好結果が得られるかもしれない。だが、その人の成長を考えれば、選手個人が試行錯誤して苦しむことも必要だろう。越えない一線を保ちつつ、お互いを高め合う。そんな理想的な関係は、一朝一夕では築けないのだろうが。(福島県いわき市/今岡涼太)

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今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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