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国内女子大王製紙エリエールレディスオープンの最新ゴルフニュースをお届け

トーナメント開催と震災復興

2012/11/16 18:11

上野から特急で2時間ちょい。茨城県と福島県の県境に位置する勿来(なこそ)駅は、東京と仙台からちょうど等距離(177km)にあるという。そこから、今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」の会場である五浦(いづら)庭園CCへは車で10分ほど。途中立ち寄った定食屋にあった時計は12分進んでおり、不思議に思って「ゆっくりな人が多いんですか?」と訪ねると、店のおばさんは「なかなか帰らない人とか・・・」と恥ずかしそうに言葉を濁した。

そんなのんびりした土地に、女子ゴルフというビッグイベントが来ることは突然決まった。本来は毎年愛媛県と香川県で交互に開催されていたが、主催者である大王製紙のいわき市にある工場が被災したこともあり、“復興支援のために福島で!”との思いが大会をこの地に引き寄せる。主催者とLPGAが、近隣候補のゴルフ場から五浦庭園に決めたのは今年6月下旬のこと。そこから、急ピッチでの準備が始まった。

震災では、16番グリーンなど数カ所の地割れや、余震の影響でクラブハウスのシャンデリアが落ちるなどの被害を受けた。被害総額は9億3千万円という甚大なもの。3月23日に手引きカートで9ホールの営業を再開して、その日の来場者は1名。4月1日に一部断線していたカートがようやく18ホールで復旧した。「プレー料金を下げるから、ゴルフをやってもらってストレスを発散してもらおう」という方針で、ここ1年営業してきたという。

しかし、10年夏の猛暑の影響で痛んだ芝は、11年に予定されていたメンテナンスを受けられなかった。大会が決まった7月から、コース管理の社員だけでは間に合わないと近隣コースの助けも借りながら、トーナメント開催に恥ずかしくない状態へと、これまた5千万円近い金額を投入し整備したという。

「この10月から、ようやく震災前の料金に戻しました。震災の影響で人員も削減したし、社員の給料も下げていて、まだそれは戻っていません」と支配人の倉橋健治さん。この大会を復興への足がかりとしたいところだが、まだ来年の開催地は決まっていない。「2~3回続けてやってもらえれば・・・」という思いは、巨費を投下して大会の準備を整えたコース側だけでなく、熱烈な声援を送る地元ギャラリーたちも同じだろう。(福島県いわき市/今岡涼太)

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今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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