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森田の成長を示す、年間イーグル数のタイ記録

記録が残る1990年以降、女子ツアーの年間最多イーグル数は96年に福嶋晃子がマークした9個。「ミズノクラシック」2日目、長く1人で保持し続けてきた福嶋の隣に、16年ぶりに森田理香子がその名を連ねた。

首位に2打差からスタートした前半アウトで3つのバーディを奪い、折り返し後の11番、12番と連続バーディ。そして、追い風に乗って迎えた13番、495ヤードのパー5。ティショットをフェアウェイに運ぶと、残り195ヤードの2打目で手にしたのは5番アイアン。フォローの風にも乗ったボールはグリーン手前に着弾し、奥に切られたピンに寄っていった。「あそこまで寄るとは思わなかった」というピン横2.5mのフックラインを沈め、一時首位に立つと同時に、タイ記録に並ぶ今季9個目のイーグルをマークした。

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その後は3つのボギーを叩くなど失速し、単独2位ながら首位とは4打差に離されたが、「でも、イーグルは獲りましたよ」とちょっぴり笑顔。「メディアの方々に言われてから、意識はしていました」というイーグル数。9月上旬の日本女子プロで8個目のイーグルを奪い、タイ記録にリーチをかけながらも「チャンスが無いまま、ここまで来ていた」と足踏みが続いていた。「絶好のチャンスが来たから、入れたいと思った」。13番グリーンで、思わず安堵の表情を浮かべた。

イーグルを奪うにあたり、ショットの飛距離と正確性は大きなアドバンテージ。もともと飛距離には定評のあった森田だが、「去年よりも曲がっていないことが大きい」と、イーグルの増加について正確性の向上を挙げた。岡本綾子に師事してからほぼ3年。「去年よりも良くなってきているし、飛距離も伸びている。曲がってもコース内にはボールがあるので、(グリーンまでの)距離が短ければ近くまで持っていける」。岡本の指導により、順調な歩みを続けているショットの進化。それと比例するように、イーグル数も森田の成長を示す1つの指標となっている。

2位からの逆転へ向けてスタートを切る明日の最終日。4打差は決して小さなビハインドではないが、「最後の上がりで、こういうゴルフをしてはダメ。そこを修正したい」と戒めた上で、続けた言葉が何とも森田らしい。「差はあるけど、イーグルを獲れば、すぐですよね」。(三重県志摩市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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