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安定感抜群の全美貞、まさかの自滅

国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」の初日に8アンダーをマークして単独首位に立った全美貞(韓国)は、2日目も3ストローク伸ばして通算11アンダー、2位に3打差で最終日を迎えた。

「このコースは良いイメージしかないですね」と笑顔で話していた全。最終日はスタートから2ホール目までは余裕の表情も見られたが、3番以降は一変してしまった。1番で2打目をピン手前1mにつけてバーディを先行させたが、3番パー5は約110ヤードの3打目をキャリーでグリーンオーバー。深いラフに捕まり、4打目はグリーンの反対側にオーバーしボギーをたたいた。

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前日のラウンド後「アイアンの距離感が合わなくてチャンスが少なかった」と、ほんの少しの不安要素を打ち明けた全だったが、この日はさらに合わずピンチを迎える場面が続いた。その後パープレーを続けた全は、終盤にもピンをキャリーでオーバーするなど歯車の修正が利かない。

そして、首位と1打差で迎えた最終18番、全のティショットは入れてはいけない左サイドの池に吸い込まれてしまう。これで万事休す、3打目をカップインさせることができず優勝を逃すと、ボギーパットも外して通算9アンダーの単独4位に終わった。

全と最終組でラウンドした佐伯三貴は「硬かったかなぁ、コースマネジメントが。いつもの全さんらしくない、守っているように見えた」と話す。ホールアウト後の全は、涙をうっすらと浮かべながらスコアカードを提出すると「ノーコメントでお願いします」と足早にクラブハウスに向かった。歩きながらも全は「ショットもパットも大丈夫。私は大丈夫です。私は大丈夫・・・」と自らに言い聞かせるようにつぶやいていた。

全が優勝を目前にしての自滅といえば、09年「SANKYOレディースオープン」を思い出してしまう。2位に3打差で17番を迎えた全はダブルボギーをたたくと、最終18番パー5では3打目を池に入れてしまい連続ダボ。先に上がっていた宮里藍に優勝が転がり込んだ試合だ。

09年も「SANKYO-」までにシーズン3勝をして好調を維持しながら突然の波乱。そして今年も全はすでに3勝を挙げ賞金ランキングで首位を独走しているが、波乱が起きてしまった。09年は失意の中、3試合後には見事に優勝を果たし、会見場で喜びの涙を流した。今回も早々に気持ちを切り替えられるだろうか。(愛知県知多郡/本橋英治)

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