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新人の中山三奈、最終ホールの苦難!

昨年のプロテストに合格し、プロ1年目のシーズンを迎えた中山三奈が、「西陣レディスクラシック」の初日に4アンダーの2位タイで最終ホールを迎えた。上がりホールは533ヤードの9番パー5、多くの選手がバーディを奪っていたホールだけに、首位の上田桃子に並ぶか期待がかかった。

ところが、中山のティショットはフェアウェイ右サイドのバンカーへ。2打目は7番ウッドを手にしたが、バンカーのアゴに直撃し跳ね返されてしまった。3打目も同じ7番ウッドで打ち、今度はバンカー右サイドの土手に当って左に跳ねて辛うじて脱出には成功した。

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フェアウェイからの4打目は右サイドのラフへ。そのボールがディボットの中に入ってしまい、困り果てた表情を見せた。「どうやって打とうか悩みました」。中山はその状況を振り返る。不安を抱えて放った5打目はトップしてグリーン奥のバンカーに捕まり、6オン、2パットのトリプルボギーで1アンダーの16位タイまで後退してしまった。

「最後はパーでいいと思ってティグラウンドに立ったのですが・・・」と、照れくさそうに話す中山。この試合は月曜日に開催された主催者推薦選考会で勝ちあがっての出場で、今シーズンはこれが2試合目。予選通過を目標にしていた中山だが、2日目に大きくスコアを崩さなければ達成は出来そうだ。「今日の最終ホールはいい勉強だと思って、明日も頑張ります」とさわやかに挨拶し練習場へ向かった。

この日、中山を上回る大叩きをした選手もいた。森田理香子は18番で2打目をOBとし、打ち直しの4打目が池ポチャ。パー5で5オーバーの「10」という数字を出して6オーバーの98位となった。野球で言う「ビッグイニング」、アマチュアゴルファーには数多く経験されていると思うが、一打を争うプロにとっては、時として悔やんでもくやみきれない結果を招くことになる。(編集部:本橋英治)

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