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諸見里しのぶ、味わったのは悔しさと安堵感

2009/11/29 20:25

「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日、通算6アンダーでホールアウトした横峯さくらを追いかけて、1打差で迎えた最終18番。諸見里の10mのバーディパットは、カップの手前でむなしく切れた。

「入ってくれたら最高だと思ったけど、あの距離が入るのは奇跡に近い。それでも、最後までそれを信じてプレー出来たのは、貴重な経験でした」と諸見里。

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ホールアウト直後の18番グリーンでは、思わず涙が目を伝った。「悔しい気持ちはあったけど、緊張から開放された安堵感もありました」。8月に賞金ランキングでトップに立って以降、受け続けてきたプレッシャーが、ようやく終わりを告げたからだ。

年頭に立てた目標は“年間2勝以上”だったが、それは6月に3勝目を挙げ、早々に上方修正された。「欲を言ったら悔しいけど、相手が良いプレーをして、自分が出来ることをやっての結果だから」。予想以上の好成績に、心の準備も整わないまま賞金女王争いに突入し、気付いたら最終戦まで来てしまった。

来年こそ賞金女王を獲りたいかと聞かれると、「まだ、その腹を括れるかは分からない」と、諸見里は本心を覗かせる。「(賞金ランキング2位の資格で)来年は、クラフトナビスコと全米女子オープンに行けるので、一番は海外メジャーで勝利したい」。今は少しの現実逃避も混じっているだろうが、悔しさは徐々に醸成されてくるはずだ。

師匠の江連氏は、「負けて強くなるなんて思わないけど、今回ばかりは負けて強くなれといいたい。誰も2位で褒めてくれないのがプロの世界。桃子も獲っているし、しのぶが獲れない理由は無い」と、既に来年を見つめている。今日はKOされた諸見里だが、きっとすぐに強い心で立ち上がってくるに違いない。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2009年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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