2ヶ月ぶりの米ツアー復帰!諸見里しのぶ優勝すれば・・・
昨日のGDO EYEで今週の「ミズノクラシック」が日米のLPGAツアー共同開催と書いたが、実は共同というのは間違いだった。この試合は米国LPGAの公式戦で、日本ツアー側は公認競技ということで、米ツアーに選手を派遣している形になっている。実際、この日行われたプロアマ戦に日本ツアー選手でお呼びがかかったのは宮里藍、藤井かすみ、横峯さくらの3人だけ(横峯は大山志保の疲労性腹痛による棄権の代役)。
プロアマもそうだが、明日からの組み合わせもすべて米国LPGAが取り仕切ることになっている。注目の組み合わせは、6連覇を狙う女王アニカ・ソレンスタムの組には、日本ツアーで賞金ランキング首位を走る大山志保が選ばれ、カリー・ウェブの組には宮里藍、横峯さくらはローラ・デービースといったこの3組がメインどころで固められた。
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その一方で、先週の「樋口久子IDC大塚家具レディス」で優勝を果たした福島晃子はインコースから8時のトップスタートで大場美智恵との2サム。「富士通レディス」で今季2勝目を果たした韓国の全美貞もアウトコースのトップスタートと隅に追いやられてしまった。
プロアマ戦に出場できない多くの日本選手は、コース内の練習場やパッティンググリーンで黙々と練習を行っていた。その中にコーチの江連忠とパッティングの調整を行う諸見里しのぶを発見。彼女は8月末の「ウェンディーズ選手権 for チルドレン」以来の米ツアー復帰戦となる。ラウンドができなくて残念だねと声をかけると「これからコースに出ますよ!」と以外な答えが返ってきた。
通常、プロアマ戦の日は、プロアマのウェイティング(予備要員)に入った数名には、最後にラウンドする権利があるが、それ以外の選手はコースに出ることが許されていない。ところがこの日は、13時30分から9分間隔でアウト・インともに5組の選手がコースに出られることになっていた。その特例を利用しない手はないと、諸見里と上田桃子は13時39分に1番ホールからスタートした。ラウンドでのチェックは硬く速いグリーンの攻略法がメイン。来季は日本ツアーに専念するといったコメントを出した諸見里だが、この試合で優勝することができたら、その発言も撤回することになるに違いない。(編集部・本橋英治)