2009年 富士通レディース
期間:10/16〜10/18 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
昨年の悲劇のヒロインが、無念の棄権
昨年の「富士通レディース」は、5ホールに渡るプレーオフの末に決着。不動裕理が7打差をひっくり返す大逆転勝利を飾り、強く記憶に残る名勝負を演じた。一方、敗れたのは2位に6打差をつける独走態勢でスタートした三塚優子。誰もが予想もしなかった、悲劇のヒロインを演じる形となってしまった。
リベンジを期す今年、三塚は「コースとの相性はすごく良いですよ。調子も良いし、去年以上の数字が出ると思います。ちょっと期待していて下さい」と絶好調宣言。期待も高まる中での開幕となったが、首痛のためにハーフを終えたところで棄権。今大会の主役の1人が、残念な結果で姿を消してしまった。
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前日のプロアマ後、リシャフトしたウッド系のフィッティングがあまりに良かったため、「完成形まで行けるかな」と、時間を忘れて打ち込みを慣行。今朝、目を覚ますと左首に痛みを覚え、プレー中に痛みが背中にまで達したため無念の決断となった。
その後は地元にある水戸の病院へ。来季の米ツアー挑戦を狙う三塚は、9月に行われた米ツアー1次予選会を突破し、12月には5日間に渡る最終予選会を控える身だ。現在は宮里藍、上田桃子、大山志保、宮里美香の4人が米ツアーを主戦場とするが、三塚はどのタイプにも属さないスケールの大きなプレースタイルが魅力。周囲の期待も大きいだけに、昨年以上の悲劇が起こらないことを願うばかりだ。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。
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