アウトコースを担当した箭内結愛さん（左から2人目）

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 2日目（30日）◇浜野GC（千葉）◇6660yd（パー72）

天候に恵まれたゴールデンウィークの土曜日。「スリーボンド所属・申ジエ」と、フレッシュさあふれる声が1番、10番ティに響き渡った。2日目は地元千葉県の昭和学院中学・高校（市川市）の放送部員3人がスタートアナウンサーを担当した。

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アウトコースを読み上げた箭内結愛（やない・ゆあ／中学2年）さんは「結構、緊張しましたが、いい経験になりました」と振り返った。

「尾関彩美悠（おぜき・あみゆ）さんは読むのが難しかった」。知っている選手は小祝さくらだけだったが、選手から気さくに話しかけてもらい緊張もほぐれた。

アウトコースを担当した高木未来さん（左から3人目）

同じくアウトを担当した高木未来（たかぎ・みらい／高校2年）さんは「申ジエさん、テレサ・ルーさんを知っていました。楽しかったです」と落ち着いたアナウンスでスタートに華を添えた。

佃愛弓（つくだ・あゆみ／高校2年）さんは休憩中の3組を除いてインコースを担当した。

将来の目標は声優で、「笑顔を忘れないように、ゆっくり読みあげました。成田美寿々さんの“すず”がサ行が続いて難しかった」。2921人のギャラリーからは大きな拍手が送られた。

インコースを担当した佃愛弓さん（左）

インコースから出た藤田さいきは「68」でプレー。聞き慣れないものの、心のこもったアナウンスについて、「上手でしたね。あんなにスラスラ言えるんだと。気持ち良くスタートできました」と話した。

3人の部員にとってゴルフ場を訪れるのは初めての経験。プロの試合の緊張感、雰囲気を味わう中での活動は今後の大きな財産となりそうだ。（千葉県市原市／玉木充）