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有村智恵が最年長!? 平均年齢20歳の最終組

国内女子ツアー「ニチレイPGMレディス」の2日目。9時52分に1番ホールからスタートしたこの日の最終組は、5アンダーの首位タイで並んだ有村智恵新井麻衣森田理香子の3人だった。

有村が1987年11月生まれの21歳。新井は1988年11月生まれの20歳。そして、森田が1990年生まれの19歳。年々若い世代の選手が台頭してくる女子ゴルフ界だが、優勝を争う最終組の平均年齢が20歳というは、珍しいことだ。

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ジュニア(小学生から高校3年生まで)時代から試合に出場している3人なので、当然良く知った同士なのだが、実はこの3人、そのジュニア時代に同じ組でラウンドをしたことがあると新井が打ち明けた。しかし、有村も森田も即座の記憶をたどったが、いつのことかははっきりと思い出せなかった。

朝、会場入りした新井は緊張した顔つき。「スタートしたら全然緊張しませんでした」と話すが、実は緊張していたけど、自分よりも森田のほうが緊張していたので冷静になれた、というのが本音。さらに有村から「私は今でも緊張するよ!」と言われたのも冷静になれた要因だった。

前半は3人ともボギーを叩かずスコアを伸ばし、ギャラリーの声援も多く、雰囲気は最高潮だった。しかし、10番で新井がボギー、12番で森田がボギーを叩き、14番は新井、森田の2人がボギーを叩くと、周囲の空気が序々に重くなる。

それまで耐えていた有村も15番で3パットでのボギーを叩いてしまった。対照的に最終組の1つ前の古閑美保や、その1つ前の横峯さくらが連続バーディを奪うなど、ギャラリーの歓声が遠くから響く。結局、後半9ホールは最終組から1つもバーディが出ずに終わった。

ホールアウトした3人は、それぞれにラウンド後の感想を話した。有村は単独2位という好位置のため、チャンスを待って自分のゴルフで勝ちたいと話し、森田は岡本綾子から「優勝しなさいよ」とはっぱをかけられたが、「自分はマイペースでがんばります」と落ち着いた表情。そしてスコア2つ落とした新井は、「悔しい・・・」と黄アルムに抱き抱えられながら大粒の涙を見せた。

「ツアーに出ている以上、条件は同じ。若い子が頑張っているというよりも、みんな頑張っています」。有村がラウンド後の記者会見で冷静に話していたが、「ヴァーナルレディース」で優勝した斉藤裕子など40代の選手も活躍しているのがプロゴルフの醍醐味でもある。世代を超えた戦い、若手もベテランもみな自分自身との戦いを日々続けている。

2009年 ニチレイPGMレディス



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