予選会を突破したアマチュア勢が大暴れ!
「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」本戦に先んじて、今週の火曜日(15日)に行われた予選会。上位8名に本戦出場への権利が与えられる中で、アマチュアの通過者は実に5人。その5人の内、初日を終えた時点で1アンダーの31位タイに森田理香子(17)、新井麻衣(18)、服部真夕(19)の3人、さらにイーブンパーの40位タイに横山恭子(17)と、4人が予選通過を狙える位置で2日目に挑んだ。
その2日目、まず新井が通算4アンダーとスコアを伸ばし、自身初めてという嬉しい予選突破。「今はゴルフが楽しくてしょうがないんです」という新井は、首位と3打差という好位置で初の最終日を迎える。
<< 下に続く >>
また、横山も連日の「72」でホールアウトし、通算イーブンパーの32位タイで余裕の予選突破。それでも「パターが入らず、スコアを伸ばせなかったですね」と、予選通過の喜びよりも自身のプレーへの反省を口にしていた。
さらに服部も、通算2オーバーとギリギリながらも、自身2度目のツアー予選突破を果たした。「予選通過は自信になります」と、レベルの高い舞台で着実に経験値を積んでいる。森田は「78」とスコアを大きく崩し、通算5オーバーの71位タイで予選敗退。「出るからにはベストアマを狙いたかった」と悔しさを滲ませた。
この4人、年齢も近い上に、森田・新井・服部の3人に至っては2007年度のJGAナショナルメンバー。プライベートでも良く話をする仲らしい。だが、当然ながら競技の世界ではライバル同士。特に今大会では、4人全員が僅差のスコア内に集中したこともあり、彼女達の口からは「いい刺激になる」、「負けたくない」などなど、互いを意識した言葉も目立った。明日の最終日、優勝者もさることながら、主催者推薦で出場している地元愛知出身の金田久美子(17)を交えた、4人によるベストアマチュア争奪戦からも目が離せない。
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。