ジュニアを対象とした、LPGA初の試みとは!?
今週の「スタジオアリス女子オープン」の主催は、子供専門の写真スタジオを全国に展開しているスタジオアリス。子供たちの未来を応援する、という企業コンセプトをプロゴルフにも落とし込み、日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)でも初という新たなイベントが試みられた。
その名は、「スタジオアリス女子オープン ジュニア・カップ」。全国の小学1年生から5年生を対象に、年齢別に5つに分けられたカテゴリごとでゴルフ競技を実施。関東・関西予選を勝ち抜いた計76名が集い、花屋敷ゴルフ倶楽部 ひろのコースで決勝大会が行われた。ツアーに併設される小学生部門の競技が開催されるのは、LPGA史上初。同社のイメージと一致した、将来的にも意義のある大会と言えるだろう。
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各カテゴリで優勝した5名の小学生たちは、「スタジオアリス女子オープン」最終日に行われる表彰式にて、優勝プロと一緒に表彰される予定だ。表彰の舞台に上がれる子供たちにとって、また惜しくも敗れて涙を呑んだ子供たちにとって、強く思い出に残る晴れ舞台となるに違いない。
今のジュニアは、宮里藍や上田桃子など、若くして海外メジャーで活躍するプレーヤーを目の当たりにしている世代。男子ゴルフ界でも、ジュニアゴルフ界発展の象徴である石川遼が連日マスコミを賑わせ、大いに刺激を受けているはず。今回の5人の優勝者たちのコメントでも、将来の目標に「マスターズ」や「全英オープン」、「全米女子オープン」などの名前が多く記されていた。トップジュニア達が抱いている海外志向の、急速な高まりを知ると共に、日本のメジャートーナメントが入っていない寂しさも感じてしまった…。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。