古屋京子、「全部、心機一転です!」
2008/05/03 21:38
「クリスタルガイザーレディス」が、今季初めてのレギュラーツアー出場となった古屋京子。2003年にプロテストに合格した古屋だが、これまでは2004年の「中京ブリヂストンレディス」の15位タイが最上位。賞金ランキングでは2006年は100位だったが、昨季はレギュラーツアー5試合に出場して、予選を通過することは出来なかった。
年末のQTはサード止まり。「何か変えないといけない」と思った古屋は大きな決断をする。今大会の会場である京葉CCと4月1日付けで所属契約を結ぶと、これまでは福岡の実家を拠点としていたが、「生まれて初めて」の一人暮らしをコース近くでスタートする。
<< 下に続く >>
実はプロに入った直後に、一人暮らしをしたいと親に言うと、「まだお金も稼げないのに」と言って反対されたことがある。以来、その思いは胸の奥にくすぶっていたが、今年で27歳になるという年齢も、彼女の決断を後押しした。今回は、両親も反対はしなかったそうだ。
それだけにとどまらない。今年はクラブ、ボール、ウェアの契約も一新。「30歳までに結果を出したい」という思いで、まさにゼロからの再スタートを切っている。
「去年まではスイングのこととか、色々考えすぎていましたね。今年は思い切り振ることだけを考えています」という古屋。京葉CCに所属してからは、試合の無い日は、7時30分にはコースに来て、トレーニング、練習、ラウンドと充実した日々を送っている。
現時点ではカットラインに1打及ばない通算3オーバーで2日目を終えた古屋。とはいえ、ゴルフの調子は上がってきている。「目標はステップで勝つこと。とにかく、何でもいいから勝ちたいです!」と今年に賭ける思いは強い。「心機一転頑張るので、見ていてくださいよ!」と、力強い言葉で締めた。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka