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女子プロゴルフ協会が異例の措置!前夜にコース改善!!

国内女子ツアーは第9戦を迎え、今季初のメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を迎える。昨年までも4日間での競技として行われていたが、今年からメジャー(公式戦)大会に昇格し、幾つかの事柄が変化した。1つは公式戦ならではの優勝者に3年間のシード権が与えられること。賞金総額も昨年までの1億円から1,000万円増額。さらに、予選通過者も昨年までの60位タイまでが、50位タイまでに絞られた。

50位までに変更されたのは、昨年までの競技進行状況から考えると、予選ラウンドが日没寸前となっていたための措置。その影響で、狭き門となった予選を突破することで賞金の配分が高くなり、単独50位でも44万円を獲得することになる。

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そして、多くの選手が練習ラウンド、プロアマラウンドを終え「今年は難しい!」というコースセッティングだが、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)に確認を行うと「メジャーになったからと言って、特別難しくするつもりはありません」という回答が返ってきた。

協会としては従来でも難しいコースなので、今年も例年のセッティングをコース側に要求していた。ところが、天候など自然現象の関係もあり、数ホールのグリーンが予想以上に速く、難しくなってしまったのだ。

小林法子同協会副会長によると「協会としては、選手にプレーしてもらう最適な環境作りを考えています。指定練習日を設けている以上、その練習日と試合とでコースの状態が著しく変わることは選手に失礼ですよね。実は、10数年前にこの18番グリーンでボールが止まらずプレーの進行が大幅に遅れたことがありました。協会としては、上りのパッティングを行い、打った位置よりも後ろに傾斜で戻るといった状態では試合になりませんよね」。

今年の練習ラウンド、そしてプロアマ戦が、その10数年前の状況と同じような状態になっているのだ。協会側としては異例の措置だが、試合前日にコース側に急遽セッティングの改善を要請することになった。そして、明日の大会初日には、選手にどのような措置を行ったか説明をしてからスタートしてもらうことになるそうだ。たった一夜でどのような改善が行われるのかは発表されていないが、選手たちは困惑せずにラウンドできるかが心配だ。(編集部:本橋英治)



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