佐伯三貴「プロはインパクトを残さないとね!」
2008/05/18 18:29
ヴァーナルレディス最終日、最終組がハーフターンをする頃に、突如として上位に浮上してきた選手がいた。2日目を終えて通算イーブンパー、14位タイスタートの佐伯三貴だ。
1番から6番まではスコアカード通りのプレー。だが、7番パー5で3mのバーディパットを沈めたのを皮切りに、8番10m、9番2.5m、10番1m、11番20cmと次々にバーディパットを沈めて、自己タイ記録となる5連続バーディ。通算5アンダーとし、一気に優勝争いに絡んできた。
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自己新記録が掛かった12番パー3は、ティショットが右エッジにこぼれて「パーで良し」と堅実にパーセーブ。しかし、続く13番ではティショットがOBで、ダブルボギーを叩いてしまう。14番では華麗に8mのバーディパットを沈めたが、続く15番で今度はティショットが右に出てしまい、4オン2パット。またもやダブルボギーとしてしまった。
あわや逆転優勝かと、最終組とは5組も離れた佐伯の組に駆けつけたカメラマンは、2つのダブルボギーを見ると、肩を落として戻っていく。結局、この日の佐伯は6バーディ2ダブルボギーの「70」でのラウンド。最終順位は5位タイだった。
「今日はダボ2つ打って、アンダーパーなので良しとします!」と振り返った佐伯。出入りの激しい最終日にも「プロはインパクトを残さないとね!」と得意げな表情を見せる。確かにこうして記事になるのだから、それはプロのおっしゃる通りです!(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka