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諸見里&若林、メジャーの苦い経験を次のステップへ

先週に開催された国内女子メジャー「日本女子オープン」。この大舞台で素晴らしいプレーを見せた直後、一転して辛酸をなめた2人が、今週開催の「SANKYOレディース」で鬱憤を晴らすような好スタートを切った。

先週、ディフェンディングチャンピオンとして出場した諸見里しのぶは10位タイで決勝ラウンドに進みながらも、3日目に22位タイに後退。「本当に悔しい一週間だった。すごく良い状態で臨めていたのに、コースマネジメントでミスが多かった」と振り返る。「とにかくボギーを打たないことを目標に、考え方を変えた」という今週は、その言葉通りの3バーディ、ノーボギーの2位タイ発進。「残り2日間、同じゴルフができればトップに行けると思う」と自信を漲らせていた。

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一方、諸見里よりも派手な急落を見せたのが若林舞衣子。単独2位で2日目を終えたものの、3日目に「80」の大叩きで22位タイに後退。失意のメジャー戦となったが、ここで得た経験が早くも活きた。「以前まではミスが続くと気持ちが落ち込んだが、先週の経験から、ミスが続いても我慢しないと崩れることが分かったので、今日は最後まで踏ん張れたと思う」。終盤の14、16、17番とボギーを重ねた直後の最終18番バーディは、先週の教訓を活かせた賜物。5位タイと好発進を見せた。

前週の苦い経験を、早くも次なるステップへの糧とした2人。今週こそ、最終日の18番グリーンで歓喜に沸く姿に期待したい。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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