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藤本佳則は東北福祉OB軍団の中心選手!?

男子ツアープロを数多く輩出している東北福祉大ゴルフ部。今週の「ANAオープン」でも同校OBの選手たちが上位を賑わせている。

予選ラウンドを終えて通算10アンダーで単独首位に浮上した谷原秀人。谷原と1打差の通算9アンダー2位には、雨→晴れ→雨と急激に天候が変わる悪条件の中、谷原の11学年下の藤本佳則が7バーディ、ノーボギーで浮上してきた。

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「今日はパッティングが決まっただけ」と自身のプレーには軽く触れるだけの藤本だが、同校出身選手の話題になると、そのテンションは一変する。

1学年後輩の塩見好輝については「(彼は)シード権がかかっているし、頑張って欲しい」と応援モード。「今週はホテルが一緒だし、練習ラウンドも一緒にした。先輩後輩といっても友達だから、負けていられないけど頑張って欲しい。ま、今日どうなるかわかりませんけどね」。

その塩見は、2日目にはスコアを2つ落として通算4アンダーの19位に後退した。だが、塩見が、谷口徹のエースキャディ・石井恵可氏をスポットで起用することになったのは、藤本とキャディの前村直昭氏からのアドバイスがきっかけだ。

後輩を可愛がる一方で、先輩には挑発的な行為でおどける面も合わせ持つ。首痛を押してラウンドし、首位に立った大先輩の谷原に対しては、「三味線弾いてる(嘘を言って人をだましている)でしょ!って言っておいてください」と臆面もなくジャブをかます。それを又聞きした谷原は「あんのやろう!」と顔を引きつらせた。

ツアー2勝は実績だけみれば中心選手の一人に違いない。だが、まだツアー3年目。24歳の藤本は、まるで学生生活の延長のように、のびのびとツアー生活を楽しんでいる。(北海道北広島市/本橋英治)

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