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アジアで好調、片岡大育が日本ツアーVを狙う

国内ツアーとアジアンツアーを行き来しなら戦う片岡大育が、今週は国内男子ツアーのメジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」に出場する。今季の片岡は、日本ツアー開幕前はアジアンツアーに出場していたが、満足のいくゴルフができず苦戦していた。

ところが、4月から使い始めたドライバーが飛距離も方向性も安定を見せはじめ、成績も残せるようになってきた。「東建の前に台湾の試合で、平塚さんが使っているクラブを振らせてもらったのですが、それがすごく良い感じですぐに自分も同じタイプを使うことにしました」。ブリヂストンのツアーステージを使用していたが、ファイズに換え、さらにシャフトを46インチに長くしたことで理想の弾道が出るようになったという。

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そのドライバー効果で、5月にインドネシアで行われたアジアンツアー「CIMB ニアガ インドネシアマスターズ」では、最終日を単独首位でスタートし最終的に3位。日本に戻って出場した「ダイヤモンドカップゴルフ」では、初日2位の好スタートを切るなど20位タイ。さらに、先週は再びアジアンツアーに戻り、タイ開催の「クイーンズカップ」に出場。3日目にスコアを落としたが3位タイに食い込んだ。

「今は正直、調子がいいですね。今年はアジアでも日本でも優勝をしたいという目標を掲げていますので、この調子を維持して勝ちたい」。アジアンツアーで、アーニー・エルス(南アフリカ)などと優勝争いを行ったことが、片岡に自信をもたらしている。

「あと少しという感触を持っています。最終日にスコアを伸ばせなかったインドネシアは、勝ちたいという強い気持ちが足りなかったと思います。2度目の優勝争いとなった先週は、3日目にバーディを獲りたいという気持ちが空回りして、無理な攻めで池に入れてしまったり。でも、その反省を生かし、最終日は巻き返すことが出来ました。3日目にスコアを落としたら、優勝は難しいというのも分かりましたし、次のチャンスの時は攻め過ぎず、守り過ぎず、気持ちを穏やかに戦えるはずです」。

今週は「全米オープン」で10位に入った松山英樹、米ツアーから帰国し日本ツアー今季初戦を迎える石川遼に注目が集まるが、アジアで2試合連続3位に食い込んでいる片岡の存在にも注目したい。(茨城県笠間市/本橋英治)

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2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills



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