賞金王・小田孔明が9位へ浮上 首位はトミー・フリートウッド
2014年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/11〜12/14 場所:アマタスプリングCC(タイ)
「全英?知らなかった」 21歳・川村昌弘のマイペース
今週の「タイランドゴルフ選手権」で川村昌弘のキャディバッグを担いでいるのは、現地アマタスプリングCCのハウスキャディさん。日当は1600バーツ(約5700円)だが、川村は毎日2000バーツを渡すという。
大会2日目は強風がコースを舞い、この日「74」、通算2オーバーでホールアウトした川村は「長かった。辛かったです。風でやることが多すぎて、プロキャディのありがたみを痛感しました」と苦笑い。とはいえ「こういうゴルフは楽しいです」。
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ボギーを叩いてくじけそうになると、たどたどしい日本語で“ガンバロー、ガンバロー”と言ってくれるのも励みになる。先週はインドネシアで、来週はドバイ。もともと、このアジアンツアー3連戦は、来年に向けた調整のつもりだったが、初日を終えた晩に「全英オープン」の出場権が懸かっていることを教えられた。
インドネシアでは「たぶん、バナナ」にやられて39度の高熱が出た。「そんなに体力が落ちていたんだなとショックでした」と、世界を股にかけた連戦で疲労はたまりにたまっている。だが、今週を含めてあと2試合で今年も終わる。
「何度パターを外しても、くじけずに良いショットを打ち続けている。今、できるゴルフでチャンスがあれば」。セントアンドリュースも遠くに見つめ、背筋を伸ばしてマイペースに歩み続ける。21歳とは思えぬ貫禄が、この1年間で身についた。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka