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マウイ島でフットゴルフ 「パシフィック選手権」構想も
2021/01/09 17:35
ハワイ州マウイ島にあるカアナパリゴルフリゾートは、ロイヤルコースとカイ(オーシャン)コースの2つのチャンピオンシップコースを有するゴルフリゾート。ロイヤルコースは、かつて米女子ツアー「ケンパー・オープン」(1982-85年)や、チャンピオンズツアー「カアナパリクラシック」(1987-2000年)、古くは「カナダカップ」(1964年)も開催された名コースで、もう一方のカイコースにはマウイ島でただ1カ所、フットゴルフコースが併設されている。
フットゴルフは2009年に誕生した新スポーツで、サッカーボールを蹴って、ゴルフのように50cmほどのカップになるべく少ないストローク(キック)で球を沈めるゲーム。カアナパリのフットゴルフコースは15年にオープンした。
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「毎年徐々に人気が出てきています」と、同コースのヘッドプロ、サティ・ニタコーン氏は言う。フットゴルフはゴルファーが出た後に、冬の現在は15時30分-18時(夏は15時-19時30分)までプレー可能で、1日平均20人の来場があるという。料金は15ドルで、大人2人+子供2人の家族パックは50ドル。取材した日も、数組の家族連れがTシャツに短パンというリラックスした服装で楽しそうに歓声をあげていた。
「フットゴルフは、旅行者と住人それぞれに新たな楽しみを加えました。コースにはゴルファー以外の人たちも多く訪れるようになりましたね。カアナパリでプレーしたゴルファーがフットゴルフを知り、家族や友達を連れてプレーしに来ることも多いです」という。子供から大人まで、初めてプレーしても楽しめる手軽さが人気の理由だ。
ニタコーン氏は、AFGL (アメリカンフットゴルフリーグ)と新しい大会の創設について話をしているそうで、その名も「パシフィック選手権」。太平洋を挟んだ北米やアジア地域の選手たちをハワイに集め、マウイ島の美しい自然の中でオープン、女子、チーム戦などいくつかの部門の優勝者を決めるものにしたいという。「コロナ禍が落ち着いたら…」とビジョンをあたため続けている。
「カアナパリはマウイ島で唯一のフットゴルフコースというだけでなく、チャレンジングなコースであり、同時に美しい景色も堪能できます。ゴルフバケーションの地として、最高の経験を提供できると思いますよ!」と、ニタコーン氏は胸を張った。(ハワイ州カアナパリ/今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka