分かりやすく解説 誰でも楽しめる「フットゴルフ」とは?
「フットゴルフW杯」団体戦で日本女子が世界制覇
米フロリダ州のウォルト・ディズニーワールド・ゴルフなどで開催されている第4回「フットゴルフワールドカップ」(5月27日~6月6日)で5日、女子団体の決勝戦が行われ、スロバキアと対戦した日本が2対1で勝利して世界一に輝いた。
今年で4回目を迎えた「フットゴルフワールドカップ」には39カ国から971人が参加。男子一般、男子シニア、女子の3カテゴリで、それぞれ個人戦と団体戦が行われている。女子団体は16カ国が参加したトーナメント戦で、日本は初戦でアイルランド、ベスト8でオランダ、準決勝でスコットランド、決勝でスロバキアに勝利した。
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女子団体はシングルス2試合とフォアサム(1つのボールを交互に蹴る)1試合の18ホールマッチを計3試合行い、勝利数を競う。日本は個人戦でも1位につける三浦尚子(※大山益美、途中交代が可能)と、同8位の阿久津里奈(※桐生侑花、同)がシングルスを戦い、前田春香、山下えりい、川添沙緒莉の3選手(※同)がフォアサムを戦った。
チームを牽引した三浦は「まだ実感はあまりないけど、ずっと昔からフットゴルフを続けてきてくれた人たちがつないでくれたバトンなので、彼女たちのためにも世界一を獲りたかった」と喜びをかみしめた。女子団体は今大会から新たに追加されたカテゴリで、日本は初代チャンピオンとなった。
フットゴルフは、サッカーボールを使ってゴルフと同じようなルールでティからカップまで何打でホールアウトできるかを競うスポーツ。5号球のサッカーボールと専用カップを用い、ゴルフクラブの代わりに足(キック)だけでプレーする。近年、世界各国で人気が高まっており、今大会はCTV Sportsのアプリをダウンロードするとリアルタイムでプレー中継が楽しめ、168万人がアクセスした日もある。
明日(6日)は男子一般、男子シニア、女子カテゴリのそれぞれで個人戦の決勝が行われる。
◆フットゴルフワールドカップ 過去の参加国と参加選手数
第1回(2012年)ハンガリー/8カ国、79人
第2回(2016年)アルゼンチン/26カ国、227人
第3回(2018年)モロッコ/33カ国 503人
第4回(2023年)米国/39カ国、971人