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2018年 ポルシェ ヨーロピアンオープン
期間:07/26〜07/29 場所:グリーンイーグルGC(ドイツ)

谷原秀人は5打差で決勝へ 片岡大育「神が降りた」

◇欧州男子◇ポルシェヨーロピアンオープン 2日目(27日)◇グリーンイーグルスGC(ドイツ)◇7583yd(パー72)

16位タイから出た谷原秀人は4バーディ、2ボギーの「70」をマークし、通算5アンダーの13位タイに順位を上げた。43位タイでスタートし「71」でプレーした片岡大育も2アンダーの38位タイで決勝ラウンドに進出した。

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トップと3打差で2日目に入った谷原は、前半にスコアを伸ばした。1ボギー、1バーディで迎えた前半16番から鮮やかに3連続バーディ。2m、カラーから5m、3mを得意のパターで流し込み、上位に残った。

折り返し後の1番で3mのバーディパットがカップに蹴られたのをきっかけに、アウトは停滞し「後半に『入った』と思ったのが入らなくなった。あそこから“負のオーラ”が…」と苦笑い。それでも、最終9番(パー5)では第3打を2日続けてグリーン右手前のバンカーに入れながら、この日はピンそば1mにつける好リカバリーを見せた。

初日に比べて風が吹いたが、「アイルランドやスコットランドに比べれば気にならない。過ごしやすい」と、むしろ35℃前後の気温の中では好都合。首位とは5打差と、まだチャンスを残している。

片岡は欧州ツアーで3試合ぶり、2月の「NBOオマーンオープン」以来の予選通過を果たした。ロングコースで前半インからしぶとくラウンド。12番で4m、13番で2mのパーパットを沈めてチャンスを待ち、18番(パー5)で最初のバーディを奪った。

「1Wショットの調子があまり良くない。ガマン、ガマン。“だましだまし”で」と耐えしのぎ、「神が降りてきた」と笑ったのが後半4番。第2打をUTでグリーン右に曲げると、ボールは池のふちにあった藻に引っかかっていた。「あの状況では(1罰打を加えて)後ろから打つよりも、池の中からの方が良かった」とウォーターショットでなんとかグリーンオン。すると直後の10mのパーパットがカップに収まり、奇跡的なパーセーブを喜んだ。

はねた泥で汚れた白いズボンも誇らしげにホールアウト。「大きいことは言えないけれど、ガンガン行くだけ。自分のゴルフで上位を目指したい」と週末を勇んで迎える。(ドイツ・ヴィンゼン/桂川洋一)

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